報道発表資料

この記事を印刷
2013年11月07日
  • 地球環境

COP19 世界適応ネットワーク(GAN)サイドイベントの開催について(お知らせ)

 世界適応ネットワーク(GAN)と傘下の地域ネットワークがアフリカ、アジア太平洋、中南米の経験を共有する初めての会合を気候変動枠組条約第19回締約国会議及び京都議定書第9回締約国会合(COP19/CMP9(2013年11月11日~22日、ポーランド共和国ワルシャワ)期間中の11月18日(月)に開催し、石原環境大臣がGAN名誉議長に就任します。

1. 概要

日時:
2013年11月18日(月)15:00 ~16:30
場所:
国立競技場(COP19/CMP9 会議場)内 RoomGdansk (予定)
(ポーランド共和国ワルシャワ)

2. 内容

先般公表された「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書第 1 作業部会報告書」では、気候システムの温暖化については疑う余地がないとされています。このような環境下、気候変動への適応を行う事が急務となっています。特に国際交渉に於いても気候変動への適応は緩和対策とともに主要なテーマとなっており、COP16での「カンクン適応枠組み」の設立合意以降、注目が集まっています。

気候変動の影響に対して効果的な適応策等を実施するためには知見や情報へのアクセスが重要です。必要な知見や情報を整備することが求められていると同時に、情報を活用する側の能力向上も必要です。

ワルシャワでのCOP19に際して、GAN傘下の地域ネットワークであるアジア太平洋地域の「アジア太平洋適応ネットワーク(APAN)」、中南米・カリブ地域の「技術移転と気候変動行動ゲートウェイ(REGATTA)」、アフリカ地域の「アフリカ適応知見ネットワーク(AAKNet)」が初めて一堂に会し、経験を共有します。パネルディスカッションでは適応の知見共有における活用や困難な点について、また、ニーズと現状とのギャップと地域ネットワークのあり方を議論し、今後のネットワーク協力の推進を目指します。

環境省は2009年のAPANの設立以来の主要パートナーとして、地域の適応能力の強化に貢献してきました。こうした経緯から今回、石原伸晃環境大臣が、アキム・シュタイナーUNEP 事務局長と共にGAN名誉議長に就任する予定です。

(了)

連絡先
環境省地球環境局総務課研究調査室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8247
室長 :辻原 浩  (内:6730)
専門官:星野ゆう子 (内:6735)