報道発表資料

この記事を印刷
2013年11月05日
  • 水・土壌

平成24年度被災地における海洋環境モニタリング調査結果の公表について(お知らせ)

 環境省では、東日本大震災を受け、平成23年度に引き続き、平成24年度被災地における海洋環境モニタリング調査(第1次~第3次)を実施しました。

  • 調査実施日:第1次調査平成24年11月30日~12月8日
  • 第2次調査 平成25年1月12日~1月26日
  • 第3次調査 平成25年2月20日~3月22日

 この度全ての調査項目の分析が終了したため、東日本大震災に係る海洋環境モニタリング調査検討会での検討結果を踏まえ、以下のとおり公表します。
 なお、環境省では、今後も継続してモニタリングを実施することとしています。

1.第1次調査結果について(別紙1参照)

 化学物質調査では、環境基準が設定されている項目(生活環境項目、健康項目及びダイオキシン類)は、いずれも問題となる値は検出されませんでした。それ以外の項目についても、全体として既存の調査結果と同等あるいは低い値でした。一方、堆積物中の多環芳香族炭化水素については、一部の測点においては他の測点よりも高い値が検出されました。多くの化学物質について震災の影響による新たな汚染負荷の状況は見受けられませんでした。

2.第2次調査結果について(別紙2参照)

 化学物質調査では、環境基準が設定されている項目(生活環境項目、健康項目及びダイオキシン類)は、いずれも問題となる値は検出されませんでした。それ以外の項目についても、全体として既存の調査結果及び平成24年度第1次調査結果と同等あるいは低い値でした。一方、堆積物中の多環芳香族炭化水素については、一部の測点においては他の測点より高い値が検出されました。海底ごみ調査では、いずれの海域においても、平成23年度第3次調査における分布状況と比較して、ごみが増えている傾向は見られませんでした。第2次調査では、海底に埋もれたロープや木材と思われる物、貝殻、細かなごみ等が確認されましたが、調査対象とした海域においては、全体的なごみの密度は比較的小さく、大型のごみは確認されませんでした。多くの化学物質について震災の影響による新たな汚染負荷の状況は見受けられませんでした。

3.第3次調査結果について(別紙3参照)

 化学物質調査では、環境基準が設定されている項目(生活環境項目、健康項目及びダイオキシン類)は、いずれも問題となる値は検出されませんでした。それ以外の項目についても、全体として既存の調査結果と同等あるいは低い値でした。一方、堆積物中の多環芳香族炭化水素については、一部の測点においては他の測点より高い値が検出されました。多くの化学物質について震災の影響による新たな汚染負荷の状況は見受けられませんでした。

4.資料(別紙1~3以下参照)

 https://www.env.go.jp/press/index.php

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
直通   :03-5521-9025
代表   :03-3581-3351
室長   :坂本 幸彦 (内線6630)
室長補佐 :多田佐和子 (内線6631)
担当   :鈴木 淳史  (内線6632)

Adobe Readerのダウンロード

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Readerが必要です。Adobe Reader(無償)をダウンロードしてご利用ください。