平成25年9月2日
地球環境

「平成25年度 先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業」の参加者(目標保有者)の決定について(お知らせ)

  • 環境省は、業務ビルや工場等の既存ストックに対する先進的な設備導入と運用改善を促進し、効率的かつ大幅なCO2排出量の削減を図るため、CO2排出量の増加が著しい業務部門及び全部門の中に占める温室効果ガス排出量の割合が最大である産業部門を対象に、標記補助事業を平成24年度から実施しています。
  • 本補助事業は、既存ストックにおいて、環境省が指定する先進的な技術水準を満たす設備等のCO2排出抑制設備を導入する事業者に対し、設備補助を行うものです。
  • 今般、平成25年度(第2期)事業の参加者(目標保有者)第二次公募に対し、応募のあった案件について、審査を行った結果、下記のとおり採択することとしましたので、お知らせいたします。

1. 先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業(ASSET(Advanced technologies promotion Subsidy Scheme with Emission reduction Targets)事業)の概要

(1)事業内容

 業務ビルや工場等において、環境省が指定する先進的な技術水準を満たす設備等、CO2排出抑制設備を導入する事業者に対し、設備補助を行います。
 本補助事業への応募に際しては、補助金を受け導入するCO2排出抑制設備による排出量削減効果及び運用改善による排出量削減効果を自ら算出し、達成すべき削減目標量を申告していただきます。採択に当たっては、CO2排出削減量1トン当たりの補助金額の小さい事業、すなわち、費用効率性のよい事業から順番に予算額まで採択する「リバースオークション方式」を採用します。
 補助事業者は基準年度排出量を算定し、第三者による検証を受検し数値を確定します。補助事業者は設備導入の翌年度、排出抑制に取り組み、応募時に申告した削減目標量を達成していただきます。基準年度排出量に対し、削減目標量が達成できなかった場合は、排出枠の取引を活用し、自己の超過排出量と同量の他の参加者の超過削減量に係る排出枠等を購入することにより、目標を遵守していただきます。

(2)補助の概要

[1]
補助対象設備
 国内の業務ビル、工場等における環境省指定の先進的な技術水準を満たす設備等、CO2排出抑制設備の導入
[2]
補助額
 補助対象事業費の1/3(ただし、1件あたり5千万円を上限とする)
[3]
予算総額
 11.2億円(エネルギー対策特別会計)

2. 参加者(目標保有者)の採択結果について

(1)第二次公募の採択事業者について

 採択件数は22件。その内訳は表のとおりで、それぞれの案件の詳細は別添のとおりです。

参加形態
単独 グループ
種類別 事業場 15 0
工場 7 0

(2)採択案件に係る2014年度排出削減目標量について

 各事業者は、応募時に、基準年度排出量(2010年度〜2012年度の平均排出量)に対する2014年度排出削減目標量を申告しています。採択案件の2014年度排出削減目標量の合計は6,642t-CO2(基準年度排出量の12.4%)となっています。(うち、事業場合計3,263t-CO2、工場合計3,379t-CO2)
 各事業者には、2014年4月に、「基準年度排出量−2014年度排出削減目標量」(=2014年度排出目標量)の分の排出枠(JAA)が初期割当量として交付されます。

(3)導入設備の法定耐用年数分の排出削減予測量

 各事業者は、応募時に、補助金を受け導入するCO2排出抑制設備による法定耐用年数分の排出削減量※を算定しています。採択案件の法定耐用年数分の排出削減量の合計は91,640t-CO2となっています。

2014年度排出削減目標量×補助金を受け導入するCO2排出抑制設備の法定耐用年数で表され、2014年度排出削減目標量相当の効果が、法定耐用年数分続くと仮定した場合の数値を表します。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局地球温暖化対策課市場メカニズム室
直通:03-5521-8354
代表:03-3581-3351
室長   : 熊倉 基之  (内線 6737)
室長補佐 : 堤 達平  (6785)
専門官  : 野村 美奈子(6781)
担当   : 中嶋 麻理子 (6781)