平成25年3月1日
自然環境

国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)生物多様性地域セミナー in 浜松の開催結果について(お知らせ)

 国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省及び浜松市は、2月24日(日)に浜松市において、市民、企業、NPO/NGO及び自治体の方々を対象に、「生物多様性地域セミナー〜浜松市生物多様性フォーラム〜」を開催しました。
 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と浜松市マスコットキャラクター「出世大名 家康くん」による「生物多様性キャラクター応援団共同宣言式」、森田正光さんの「生物多様性リーダー任命式」と講演のほか、生物多様性はままつ戦略や浜松市で取組まれている地域での活動事例の発表を行いました。

概要

1.日時
平成25年2月24日(日)13:00〜16:00
2.会場
浜松市市民協働センター 2 階ギャラリー 第1・2研修室
(浜松市中区中央一丁目13-3)
3.主催等
主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、浜松市
共催:生物多様性自治体ネットワーク
4.出席者数
約70名
式典での記念撮影
式典での記念撮影
会場の様子
会場の様子

開催結果

1.開会挨拶

UNDB-J委員・公益社団法人日本動物園水族館協会会長 山本 茂行氏
UNDB-J委員・公益社団法人日本動物園水族館協会会長
山本 茂行氏
浜松市環境部長 杉山 悦朗氏
浜松市環境部長
杉山 悦朗氏

2.式典

(1)生物多様性キャラクター応援団共同宣言式
UNDB-Jキャラクター
「タヨちゃん サトくん」 浜松市マスコットキャラクター 「出世大名 家康くん」
UNDB-Jキャラクター
「タヨちゃん サトくん」
浜松市マスコットキャラクター
「出世大名 家康くん」

 UNDB-Jキャラクター「タヨちゃんサトくん」と浜松市マスコットキャラクター「出世大名 家康くん」が、今後協力して生物多様性に関する普及啓発に取り組むため「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」を行いました。

(2)生物多様性リーダー任命式
地球いきもの応援団 森田 正光 さん
地球いきもの応援団
森田 正光 さん

 地球いきもの応援団の一人、森田正光さんが、国民一人ひとりが生物多様性の大切さを理解して行動に移せるように先導する「生物多様性リーダー」に任命されました。

3.講演 「異常気象と環境問題」

講演 「異常気象と環境問題」の様子 講演 「異常気象と環境問題」の様子

 世界各地で起こっている異常気象の仕組みや、異常気象と地球温暖化の関係について解説していただきました。そして、異常気象と生物多様性の関係について、温暖化により気候帯が移動し、その速度に植物の移動が追いつけずに、生態系に大きな影響を及ぼすとわかりやすくお話しくださいました。

4.発表1 UNDB-Jの活動状況と生物多様性をめぐる最近の話題

環境省 自然環境計画課 生物多様性施策推進室 環境専門員 尾上 圭 氏 環境省 自然環境計画課
生物多様性施策推進室 環境専門員
尾上 圭 氏

 UNDB-Jが推奨する連携事業の認定、生物多様性の関わりを自分の生活の中でとらえて宣言する「MY行動宣言」の展開などUNDB-Jの活動状況のほか、「生物多様性国家戦略2012-2020」の策定など生物多様性をめぐる最近の話題について紹介しました。本セミナー参加者には、「MY行動宣言」を実施していただきました。

5.発表2

(1)生物多様性はままつ戦略について
富士常葉大学 社会環境学部 准教授、 浜松市環境審議会 委員 小杉山 晃一 氏 富士常葉大学 社会環境学部 准教授、
浜松市環境審議会 委員
小杉山 晃一 氏

 現在、策定の最終段階にある「生物多様性はままつ戦略」について、戦略の目的や目指すべき将来像、多様な主体の役割や推進体制、重点事業などの戦略の概要を、浜松市の自然環境と生きものの解説を交えながら紹介されました。

(2)お惣菜屋さんが取り組む有機農業・食べ物から生物多様性を考える
株式会社知久 総務課長 小澤 勇夫 氏 株式会社知久 総務課長
小澤 勇夫 氏

 静岡県を拠点に名古屋から東京まで、お総菜・お弁当等の店舗を展開している「知久屋」の工作放棄地を再生した自社農場で実践している化学合成農薬・肥料を使わず、旬の美味しい、新鮮な野菜を栽培する有機農業を紹介されました。また、福祉施設とも連携して、お総菜の工場で使用した天ぷら廃油でバイオ燃料を精製し、農業機械に使用するなど、多様な取組について紹介されました。

(3)FSC森林認証から見た生物多様性
天竜林材業振興協議会事務局 浜松市産業部 農林業振興課 主任 坂井 隆保 氏 天竜林材業振興協議会事務局
浜松市産業部 農林業振興課 主任
坂井 隆保 氏

 浜松市をはじめ、6つの森林組合や県で構成する天竜林材業振興協議会は、FSC森林認証を平成21年度に取得。認証を受けた森林において、生物多様性の視点も重視した植林から下刈り、間伐、伐採・搬出までの森林施業における環境配慮について紹介されました。

(4)生命のゆりかご「アマモ場」と浜名湖の環境
NPO法人 はまなこ里海の会 事務局長 窪田 茂樹 氏 天竜林材業振興協議会事務局
NPO法人 はまなこ里海の会 事務局長
窪田 茂樹 氏

 浜名湖には海草(うみくさ)の一種であるアマモが広く生育しており、多様な生きものの生命を育んでいます。浜名湖の豊かな自然と水産資源を守ろうと、浜名漁協の漁業者や自然保護団体、観光関係者等が「NPO法人はまなこ里海の会」を設立し、アマモ場観察会、漁や海苔つみ等の体験水産教室や稚魚放流会など取り組んでいる多彩な活動について紹介されました。

 全ての発表の終了後、山本氏(UNDB-J委員)から、生物多様性は遠い世界のどこかの話ではなく、私たちの暮らしや地域に深く関わっていることを意識してほしい旨のコメントがありました。

発表団体によるブース出展

発表団体によるブース出展の様子 発表団体によるブース出展の様子

 セミナーの会場では、発表団体が、それぞれの取組を紹介するパネルを展示しました。

【参考】
「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)について
 2011年から2020年までの10年間は、国連の定めた「国連生物多様性の10年」です。生物多様性条約第10回締約国会議(2010.10愛知県名古屋市)で採択された、新たな世界目標である「愛知目標」の達成に貢献するため、国際社会のあらゆるセクターが連携して生物多様性の問題に取り組むこととされています。
 これを受け、愛知目標の達成を目指し、国内のあらゆるセクターの参画と連携を促進し、生物多様性の保全と持続可能な利用に関する取組を推進するため、「国連生物多様性の10年日本委員会」(UNDB-J)が2011年9月に設立されました。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/
生物多様性キャラクター応援団について
 国民一人ひとりに生物多様性に対する認知や理解を広げ、国民運動として生物多様性に関する取組を促進するため、2011年9月、UNDB-Jの広報組織として「生物多様性キャラクター応援団」を旗揚げしました。広く様々なキャラクターからの入団申請を募集中です。生物多様性全国ミーティングや生物多様性地域セミナー等における「生物多様性キャラクター応援団共同宣言」の実施、様々なイベントやウェブサイト、生物多様性マガジン「Iki・Tomo(イキトモ)」での情報発信など、積極的な広報活動を展開します。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/public/index.html
連携事業の認定について
 UNDB-Jでは、各セクターの参加と連携を促進するため、「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業等の中からUNDB-Jが推奨する連携事業を認定することとしています。
 認定連携事業については、UNDB-Jのロゴマークをご使用いただけるとともに、UNDB-Jとしても生物多様性全国ミーティングや生物多様性地域セミナー等において紹介するなど、積極的な広報活動を行います。
 (ウェブサイト)http://undb.jp/activity/accredited.html
連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課生物多様性施策推進室
代表    : 03-3581-3351
直通    : 03-5521-8150
室長    : 牛場 雅己 (内 : 6660)
室長補佐 : 山内 洋志 (内 : 6662)
担当    : 尾上 圭  (内 : 6664)