平成24年11月5日
水・土壌

「瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について」に関する中央環境審議会答申について(お知らせ)

 平成24年10月30日(火)に開催された中央環境審議会瀬戸内海部会(第12回)において、環境大臣が諮問した「瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について」が審議され、これを受けて、同日付けで中央環境審議会会長から環境大臣に対し、答申がなされました。

1.経緯

 瀬戸内海が、我が国のみならず世界においても比類のない美しさを誇る景勝地として、また、国民にとって貴重な漁業資源の宝庫として、その恵沢を国民が等しく享受し、後代に引き継いでいくため、瀬戸内海の環境の保全・再生に関し、従来の施策に加え、新たな課題や時代の変化への対応が必要との認識から、平成23年7月20日に環境大臣から中央環境審議会会長に対し、「瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について」の諮問が行われました。
 これを受け、瀬戸内海部会において、同部会のもとに諮問に関する調査を行うための企画専門委員会を設置するなど、瀬戸内海に対する国民の意見を広く伺いながら調査・審議が行われてきました。
 このたび、平成24年10月30日に開催された同部会において、答申案が取りまとめられ、同日付けで中央環境審議会会長から環境大臣に答申がなされました。

2.答申のポイント(別添概要資料参照)

[1] 現状と課題

汚濁負荷の削減により水質は一定の改善、赤潮発生件数は1/3に減少
海域によっては未だ富栄養の海域がある一方、栄養塩不足が報告される海域も出現
生物多様性・生物生産性の劣化、海水温上昇による生態系への影響

[2] 目指すべき将来像

「庭」「畑」「道」の価値・機能が最大限に発揮された『豊かな瀬戸内海』
湾・灘等の海域の状況や特性に応じた『豊かな海』

[3] 環境保全・再生の基本的考え方

湾・灘ごと季節ごとの状況に応じたきめ細やかな水質管理
森・里・川・海のつながりを考慮した地域における里海づくり
科学的データの蓄積及び順応的管理(※)のプロセスの導入
人為的に管理しうる範囲での対策の実施とモニタリングによる検証、対策の変更による管理のこと。

[4] 今後の施策の展開

栄養塩に係る知見の集積・目標の設定、栄養塩濃度レベルの管理
底質改善対策・窪地対策の推進
藻場・干潟等の保全・再生・創出、海砂利採取や海面埋立の厳格な規制及び代償措置

3.今後の予定

 本答申を踏まえ、今後、瀬戸内海環境保全特別措置法に基づく瀬戸内海環境保全基本計画の改定について中央環境審議会に諮問する予定です。

※「瀬戸内海における今後の目指すべき将来像と環境保全・再生の在り方について」の答申に関する審議会の経緯等については下記を御参照下さい。
http://www.env.go.jp/council/11seto/yoshi11.html

添付資料

連絡先
中央環境審議会瀬戸内海部会事務局
(環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室)
直通   :03-5521-8317
代表   :03-3581-3351
室長   :名倉 良雄(内線 6502)
室長補佐:西田 隆行(内線 6503)
係長   :生川 優美(内線 6509)
係長   :千野 貴彦(内線 6508)