平成２４年の飼育下トキの繁殖結果等について（お知らせ）

１．

　平成２４年のトキの繁殖期（３月〜６月）は、平成２３年の繁殖期の２５組のペアのうち４組を解消、８組を新たに形成し、計２９組（うち３組計画繁殖外）のペアで繁殖に取り組みました（佐渡トキ保護センター：１１組（うち１組計画繁殖外）、野生復帰ステーション：８組（うち１組計画繁殖外）、多摩動物公園：４組（うち１組計画繁殖外）、いしかわ動物園：２組、出雲市トキ分散飼育センター：２組、長岡市トキ分散飼育センター：２組）。

２．

　２９組の繁殖ペアから計１６０個の卵が産まれ、うち８６個を有精卵と確認し、そのうち合計６０羽のヒナが孵化しました（自然孵化:２４羽、人工孵化：３６羽）。
　孵化したヒナのうち１０羽は育雛中に死亡（４羽は自然育雛中に死亡、６羽は人工育雛中に死亡）しましたが、５０羽が順調に成育しています。

３．

　この結果、平成２４年は５０羽（自然孵化：２０羽、人工孵化：３０羽）のトキが成育し、我が国の飼育下におけるトキの総個体数は１９９羽となりました。

注１：

数字は平成２４年７月３０日現在（詳細は別添資料）

注２：

計画繁殖外｣とは、送信機の装着影響試験ほか繁殖行動調査のためにペアリン グさせたペアで、繁殖計画に基づかない繁殖をいいます。

添付資料

• 別添資料 [PDF 159 KB]