報道発表資料

平成24年3月6日
大気環境
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平成22年度臭素系ダイオキシン類排出実態等調査結果について(お知らせ)

 環境省は、臭素系ダイオキシン類の排出実態等調査を継続的に実施していますが、 今般、平成22年度の調査結果を取りまとめました。

1.背 景

 ダイオキシン類対策特別措置法附則第2条において、「政府は、臭素系ダイオキシンにつき、人の健康に対する影響の程度、その発生過程等に関する調査研究を推進し、その結果に基づき、必要な措置を講ずるものとする」と規定されています。このため、環境省では、平成14年度より、臭素系ダイオキシン類の生成・排出の可能性がある施設を対象に臭素系ダイオキシン類の排出実態等の調査を実施しています。

2.調査の概要

 平成22年度は、石灰石、粘土、珪石及び酸化鉄原料を主原料とし、また近年廃棄物を原料、熱エネルギー源として利用してセメントを製造している施設を対象に、臭素系ダイオキシン類の排出実態等の調査を行いました。
(1)調査対象施設
セメント製造施設:2施設
(2)調査項目
1)施設からの排出実態
・排出ガス及び排出水(工程排水含む)
2)周辺環境状況
・環境大気、降下ばいじん、公共用水域水質及び底質
3)原料及び製品等
・投入原料及び製品
※投入原料とは、調製原料(石灰石等と廃棄物の混合)及び廃棄物(汚泥、廃プラスチック、肉骨粉、廃液、廃油など)のことを言い、製品とは、クリンカ及びセメントのことを言う。
(3)調査対象物質
1)臭素系ダイオキシン類
臭素化ダイオキシン類(PBDDs/PBDFs)等
2)その他
臭素系難燃剤 等

3.調査結果の概要

 臭素化ダイオキシン類に係る調査結果の概要は、表1及び表2のとおりです。
 排出ガスについては、過去調査の他施設に比べて低い濃度のPBDDs/PBDFsが検出されました。排出水についても、過去調査の他施設に比べて低い濃度のPBDDs/PBDFsが検出されました。
 また、環境大気、降下ばいじん、公共用水域水質及び底質中のPBDDs/PBDFs濃度は、過去調査の他施設の周辺環境と同程度又は低い濃度レベルでした。

4.今後の取組

 臭素系ダイオキシン類については、国際的な毒性評価に関する動向を踏まえながら、引き続き、知見の収集に努めていきます。

参考

○臭素系ダイオキシン類とは
 「臭素系ダイオキシン類」とは、塩素化ダイオキシン類(ポリ塩素化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDDs)又はポリ塩素化ジベンゾフラン(PCDFs))の塩素が1つ以上臭素に置換したものである。
 このうち、塩素が1つだけ臭素に置換したものを「モノ臭素ポリ塩素化ダイオキシン類」、全ての塩素が臭素に置換したものを「臭素化ダイオキシン類」という。臭素化ダイオキシン類には、ポリ臭素化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PBDDs)とポリ臭素化ジベンゾフラン(PBDFs)がある。
 現時点において、臭素系ダイオキシン類に関する国際的な毒性評価は定まっていないが、IPCS(国際化学物質安全性計画)の環境保健クライテリアにおいて、塩素化ダイオキシン類同族体に用いられている毒性等価係数(TEF)を、対応する臭素化ダイオキシン類同族体に暫定的に適用することが提案されている。このため、本調査では、臭素化ダイオキシン類の実測値とともに、実測値に塩素化ダイオキシン類のWHO-TEF(2006)を乗じて算出した毒性等量相当値についても参考値として併せて示している。
(参考1)

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局総務課ダイオキシン対策室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8291
室長:水野 理(内線6532)
補佐:外山 洋一(内線6580)
担当:丹羽真一郎(内線6579)

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