報道発表資料
平成23年3月23日に、三菱自動車工業株式会社水島製作所(倉敷市)が大気汚染防止法の法違反等について公表しました。
環境省では、これを受けて、3月23日に同社に対して再発防止対策の報告を求めるとともに、3月24日付けで同社の所属団体である日本自動車工業会に対して会員企業における自己点検の実施を要請する文書を発出しました。
今後とも、地方公共団体と協力しながら法令の遵守の徹底を図っていく予定です。
1.経緯
平成23年2月に発覚した水島コンビナート内におけるばい煙排出者による大気汚染防止法違反や、これを契機とした岡山県及び倉敷市から発出された通知(※)を受けて、三菱自動車工業株式会社が実施した調査の結果、同社水島製作所において、大気汚染防止法に基づく測定や届出に係る義務違反(測定の未実施や未届出)等が発覚しました。
- ※・・・
- 岡山県:
- 環管第504号「大気及び水質関係法令等に係る自主測定状況の確認等について」(平成23年2月17日付け)
- 倉敷市:
- 環政第4898号「大気汚染防止法、水質汚濁防止法の改正及び環境関係法令の遵守について」(平成23年2月22日付け)
なお、3月23日付の同社の資料によれば、同社がばい煙発生施設において測定を実施したところ、大気汚染防止法で定められている排出基準値以下であり、未届出の施設の稼働は停止されているとのことです。
2.環境省の対応
環境省では、本事案が発覚した3月23日に同社に対して再発防止対策の報告を求めるとともに、3月24日に、同社が所属する日本自動車工業会に対して会員企業における自己点検の実施を要請する文書を発出しました。
本年4月から、「ばい煙の測定結果の未記録、虚偽の記録等に対する罰則の創設」等を内容とする改正大気汚染防止法が施行されることも踏まえ、地方公共団体と協力しながら法令の遵守の徹底を図っていく予定です。
添付資料
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局大気環境課
直通:03-5521-8293
代表:03-3581-3351
課長:山本 光昭(内線6530)
課長補佐:山田 克之(内線6533)
担当:西村 三男(内線6536)
関連情報
過去の報道発表資料
- 平成23年3月11日
- 大気汚染防止法の遵守の徹底について(お知らせ)