報道発表資料

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2010年11月15日
  • 自然環境

小笠原諸島の世界遺産推薦に関する国際自然保護連合(IUCN)への追加情報の提出について(お知らせ)

 世界遺産一覧表への記載について推薦している「小笠原諸島」について、評価機関である国際自然保護連合(IUCN)から平成22年9月14日付けの書簡で、推薦区域の境界線の変更や外来植物の分布に関する指摘と追加情報の要請がありました。環境省、林野庁、文化庁、東京都及び小笠原村は、この要請を受けて、地元の利害関係者や科学委員会の専門家と調整し、書簡への回答と追加情報をとりまとめました。本日付けでIUCNに提出しましたので、お知らせします。

1.経緯

 我が国は、平成22年1月に、「小笠原諸島」を世界遺産条約に基づく世界遺産一覧表に記載するための推薦書を提出しました。
 平成22年7月1日から15日にかけて、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)のアジア地域事務所のピーター・シェイディ氏とナオミ・ドーク氏が来日し、推薦地の現地調査を実施しました。
 この現地調査の結果を踏まえ、IUCNから平成22年9月14日付けの書簡で、小笠原諸島の推薦に関する指摘と追加情報の要請がありました。
 環境省、林野庁、文化庁、東京都及び小笠原村は、IUCNからの指摘や要請に対して、地元の利害関係者や科学委員会の専門家と調整し、別紙1(英文)及び別紙2(和文)のとおり回答をとりまとめました。

2.回答の内容

 IUCNからの指摘と追加情報の要請に対して、以下のとおり回答しています。追加情報の詳細については、ウェブサイト「小笠原自然情報センター(http://ogasawara-info.jp/isan.html)」に掲載しておりますので御参照下さい。

IUCNからの指摘、要請回答の概要
[1] 既存の海域公園地区を推薦区域に編入すること 既存の小笠原国立公園の海域公園地区のうち、推薦地の陸域に隣接するものすべてを推薦地に含める。
[2] 小笠原国立公園のうち推薦地の外側に広がる部分が、推薦地に対するバッファーゾーンとしての機能を有することを確認すること バッファーゾーンとしての機能があることを認め、さらに推薦地の外側の国立公園に含まれない地域にも、都条例による開発規制などバッファーゾーンとしての機能があることを説明する。
[3] 主要な外来植物の分布調査の結果を送付すること アカギ、モクマオウ、リュウキュウマツ等の侵略的な外来植物の分布図を提出するとともに、アカギ対策の実施実績について補足説明する。
その他として、オガサワラオオコウモリの保護増殖事業計画の策定について報告する。

3.今後の予定

IUCNでは、今回追加で提出する情報も含めて小笠原諸島の推薦について評価を行い、平成23年5月中旬を目途に、評価報告書をとりまとめる予定です。
この評価報告書をもとに、平成23年6月下旬にバーレーンで開催される予定の第35回世界遺産委員会において、小笠原諸島の世界遺産一覧表への記載について審議される予定です。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
直通:03-5521-8274
代表:03-3581-3351
課長:星野 一昭(内:6430)
課長補佐:奥山 正樹(内:6435)
担当:羽井佐 幸宏(内:6477)

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