報道発表資料

平成22年9月24日
大気環境
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平成22年度窒素酸化物の総量削減に係る日中共同ワークショップの開催結果について(お知らせ)

 9月16日(木)〜17日(金)に、窒素酸化物の総量削減に係る日中共同ワークショップが、下記のとおり開催されました。

1.経緯

 中国において、平成23年から開始される第12次5カ年計画に向けて、大気中の窒素酸化物の総量削減の導入が検討されていることを踏まえ、中国における国内対策に資するため、日本の経験に基づいた政策面及び技術面での協力事業を平成21年度から開始しました。
 本年7月に北京で開催された日中両国担当局長間の対話において、昨年度の成果も踏まえ今年度も引き続き窒素酸化物の総量削減に関する協力を継続することが確認されました。この度、中国の地方政府の担当者等の関係者も含めて、窒素酸化物の総量削減に係る日中共同ワークショップを開催し、日中両国の窒素酸化物削減の取組や今後の実施に向けた課題について共有しました。

2.概要

(1)開催日時

平成22年
9月16日(木) 8:30〜17:30
9月17日(金) 8:30〜13:00

(2)開催場所

華亭賓館
中華人民共和国 上海市徐匯区漕溪北路1200号

(3)参加者

日中合計約70名

(中国側)
(約50名)
呉 険峰
環境保護部 汚染物質総量抑制司大気総量処 処長
楊 金田
環境保護部 環境規画院 副総工程師
柴 発合
中国環境科学研究院 副院長
丁 焔
環境保護部 自動車排出ガス対策センター 主任
上海市等地方政府環境保護局・環境保護庁 他
(日本側)
(約20名)
岩田 剛和
環境省 水・大気環境局総務課環境管理技術室 室長
岡崎 誠
鳥取環境大学 環境情報学部環境政策学科 教授
王 青躍
埼玉大学大学院 理工学研究科環境システム工学系専攻 准教授
望月 京司
大阪府 環境農林水産部環境管理室環境保全課 課長補佐
山本 泰史
太平洋セメント株式会社 セメントカンパニー生産部
生産プロセスグループ グループリーダー
高木 建二
電源開発株式会社 火力発電部保守技術グループ 課長
亀岡 敦志
(財)日本自動車研究所 環境政策研究室環境グループ グループ長
(財)国際環境技術移転研究センター 他

(4)このワークショップは非公開で行われました。

3.ワークショップ結果

 今回のワークショップでは、以下のテーマについてプレゼンテーションが行われました。

(1)工場・事業場のNOx排出総量削減対策

-日中におけるNOx排出総量削減政策について
 日本側からは、大気汚染防止法に基づく窒素酸化物の総量規制の概要、大気汚染シミュレーション等に基づく総量削減計画の策定プロセス、総量削減計画の進捗状況のフォローアップ手法及び大阪府における具体的な施策について紹介を行いました。
 中国側からは、窒素酸化物による大気汚染状況、発生源別の排出状況の特徴、対策の現状と課題の説明とともに、火力発電所、工業用ボイラー、セメント工業及び自動車の分野を中心に全国的な規制を実施するほか、長江デルタ等の重点対策地域を設定して対策を行う方針が紹介されました。
-日中におけるNOx排出モニタリング・NOx対策の技術導入について
 日本側からは、日本の経験に基づく環境対策における制度・人材・技術のパッケージ化の重要性や石炭火力発電所・セメント工業における燃焼改善・排煙脱硝等の技術導入や運転管理、モニタリングについて紹介を行いました。
 中国側からは、中国の火力発電所・工業ボイラー・セメント工業等における対策技術の導入状況やモニタリングの実施状況について紹介がありました。

(2)自動車排出ガス対策

-日中における自動車排出ガス対策について
 日本側からは、自動車排出ガス規制制度、自動車の検査・型式指定・整備事業制度、自動車NOx・PM法等に基づく大阪府における自動車排出ガス対策、自動車排出ガス低減技術、燃料品質向上・確保対策について紹介を行いました。
 中国側からは、自動車排出ガスによる大気汚染の状況、車種別排出量把握状況の説明に加え、今後の新車に対する排出ガス規制強化、検査の強化や低年式自動車の淘汰促進等による使用過程車対策、燃料の低硫黄分化等の施策について説明がなされました。

4.今後の協力について

 日本環境省及び中国環境保護部は、今後共同で各地方政府の窒素酸化物削減に向けた取り組みに関する支援を実施していくことを確認しました。例えば、一部の都市や地区を対象とした共同政策研究、日本の自治体や産業界の取組に関する訪日研修を実施する予定であり、今後中国側と詳細について協議していくこととしています。

連絡先
環境省水・大気環境局総務課環境管理技術室
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8297)
室長:岩田 剛和(内線6550)
補佐:高井 誠治(内線6552)
担当:重松 賢行(内線6557)

環境省水・大気環境局大気環境課
(代表:03-3581-3351)
(直通:03-5521-8293)
課長:山本 光昭(内線6530)
補佐:手島 裕明(内線6537)
補佐:山田 克之(内線6533)

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