報道発表資料

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2010年04月02日
  • 再生循環

日本海沿岸地域等への廃ポリタンクの漂着状況について(平成22年第2報)(お知らせ)

 近年、冬場を中心に毎年のように日本海沿岸地域を中心として大量の廃ポリタンクが漂着しているところであり、今冬についても、昨年12月中旬から多数漂着しており、3月末時点で約2万2千個が確認されました。一部には中に液体物質が残っているものがあり、関係県が分析した結果によれば、塩酸等の強酸性の液体が検出された例があります。このため、環境省は、関係道府県と連携し、海岸に漂着している廃ポリタンクに安易に触れないよう、注意喚起をしています。

 近年、冬場を中心に毎年のように、日本海沿岸地域を中心に大量の廃ポリタンクが漂着しているところであり、今冬についても、昨年12月18日(金)に北九州市の海岸に20L程度の廃ポリタンク29個が漂着していることが発見されるなど、3月末までに、沖縄県から北海道にわたる19道府県の海岸に総計約2万2千個(関係道府県からの情報提供等に基づき集計:別紙参照)の廃ポリタンクが漂着している。廃ポリタンクにはハングル表記のものが多数(確認されたものだけで約10,915個)見られている。ふたが閉まっている一部の廃ポリタンクには中に液体が残っているものがあり、関係県が分析した結果によれば、塩酸等の強酸性の液体が検出された例がある。
 環境省は、関係道府県と連携し、海岸に漂着している廃ポリタンクに安易に触れないよう、注意を呼びかけるとともに、引き続き、漂着状況の調査、廃ポリタンクや内容物に関する情報収集等を行うこととしている。

参考

 平成12年頃から、冬場を中心に毎年のように日本海沿岸地域に大量の廃ポリタンクが漂着している。昨年(平成21年)は、19道府県で約1万7千個の廃ポリタンクが漂着した。ハングル表記の廃ポリタンクが他に比して多数見られるため、環境省においては、外務省と連携し、本年3月10日に福岡県北九州市で、「第2回きれいで豊かな海を共に守るための日韓実務協議」を昨年2月(於韓国・釜山)の第1回協議に引き続き開催した。この中で、韓国政府に対して実態把握、原因究明、漂着ゴミを減らすための更なる努力について要請を行っている。なお、本年3月の第2回協議においては、漂着ゴミの現状につき日韓で情報を共有した上で、両国における漂着ゴミ対策、今後の対応方針について双方の考え方を紹介し意見交換を行い、漂着ゴミ問題は深刻かつ重要な問題であり、今後とも日韓が協力して取り組んでいくとの点で一致した。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海岸漂着物対策室
直通:03-5521-8312 
室長 森北 佳昭 (内線6610)
課長補佐 村山 浩稔(内線6845)

環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
直通:03-5521-8245
課長 瀬川 俊郎(内線6740)
課長補佐 辻原  浩(内線6741)
担当 岡野 祥平(内線6747)

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
直通:03-5501-3154
課長 徳田 博保(内線6841)
課長補佐 村山 浩稔(内線6845)

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