報道発表資料

平成22年3月26日
自然環境
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ワシントン条約第15回締約国会議の結果概要について(お知らせ)

 ワシントン条約第15回締約国会議が、3月13日(土)〜25日(木)の日程でドーハ(カタール)において開催されました。当会議では、国際取引が規制される種を定めた附属書の改正が行われたほか、条約の実施に関する決議等が採択されました。

1.アフリカゾウ関連

[1]
タンザニア提案
 タンザニア個体群の附属書Iから附属書IIへの移行は不承認とされた。
[2]
ザンビア提案
 ザンビア個体群の附属書Iから附属書IIへの移行は不承認とされた。
[3]
ケニア他7か国提案
 前回の締約国会議で決定された「南部アフリカ4か国産の生牙の輸出を9年間禁止すること」を、「アフリカゾウの全ての生牙を9年間(※)取引させないこと」に変更する提案は取り下げられた。
会議前に提案されていた「20年間」は、会議中に「9年間」に提案が変更された。

2.アフリカゾウ以外の陸棲動物の附属書改正提案

 アフリカゾウ以外の陸棲動物の附属書改正提案の審議結果は以下のとおり。

・モレレットワニ(メキシコ提案):
メキシコ個体群の附属書Iから附属書IIへの移行が承認された。
・ナイルワニ(エジプト提案):
エジプト個体群の附属書Iから附属書IIへの移行が承認された。
・ベイカートゲオイグアナ その他同属2種(ホンジュラス提案):
附属書IIへの掲載が承認された。
・ノドダレトゲオイグアナ(グアテマラ提案):
附属書IIへの掲載が承認された。
・アカメアマガエル属5種(ホンジュラス、メキシコ共同提案):
附属書IIへの掲載が承認された。
・カイザーツエイモリ(イラン提案):
附属書Iへの掲載が承認された。
・サタンオオカブト(ボリビア提案):
附属書IIへの掲載が承認された。

3.条約の実施関連等

 条約の実施等については、戦略ビジョン(2008-2013年)改訂案等の採択や、条約の履行に関する決議のレビュー等がなされた。
 また、当会議開催期間中のアジア地域会合において、新たな常設委員会アジア地域代表に、日本及びクウェートが選出された。

4.次回締約国会議

 次回締約国会議は、平成25年タイにおいて開催されることが決定された。

ワシントン条約附属書について

(1)
附属書I:絶滅のおそれのある種であって取引による影響を受けており又は受けることのあるもの。商業取引を原則禁止。
(2)
附属書II:現在必ずしも絶滅のおそれのある種ではないが、取引を厳重に規制しなければ絶滅のおそれのある種となりうるもの。輸出国の許可を受けて商業取引を行うことが可能。
(3)
附属書III:いずれかの締約国が、自国内の種の保護のため、他の締約国の協力を必要とするもの。当該種を掲げた国と当該種について取引を行う場合、許可を受けて行う。
附属書の改正については、3月25日から起算して90日目の2010年6月23日に効力が生ずる。なお、新たに附属書Iへの掲載が承認された種については、改正附属書の発効と同時期に「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」第4条に基づき国際希少野生動植物種に指定し、国内流通規制の対象とする予定。
連絡先
環境省自然環境局野生生物課
直通:03-5521-8282
代表:03-3581-3351
課長:塚本 瑞天(6460)
補佐:中島 慶次(6462)
係長:中山 直樹(6468)

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