報道発表資料

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2010年03月15日
  • 再生循環

「平成21年度 地域における容器包装廃棄物3R推進モデル事業」の成果発表会の開催について(お知らせ)

 環境省は、容器包装廃棄物の3R(排出抑制:Reduce、再使用:Reuse、再生利用:Recycle)に関する地域の各主体の連携によるトップランナー的な取組について、その効果を検証し発信することで、全国的な取組を推進することを目的として、平成18年度から「地域における容器包装廃棄物3R推進モデル事業」を実施しています。本年度は特に容器包装廃棄物のリデュースやリユースに資する事業を優先し、対象となる7事業を採択し、事業を実施しました。
 この度、下記のとおり傍聴者を募り、モデル事業の成果発表会を開催しますので、お知らせいたします。

1.成果発表会の開催

[1]日時:
平成22年3月24日(水)午後2時~午後5時
[2]場所:
大手町サンスカイルーム会議室
(〒100-0004 東京都千代田区大手町2丁目6番1号 朝日生命大手町ビル24階)
[3]発表者:
モデル事業を実施している7団体の代表者(3.参照)
[4]進行予定:
各団体がそれぞれ約15分報告した後、実施上の課題及び全国展開を図るための方策等について、環境省の担当官も加わり議論します。

2.傍聴のご案内

 モデル事業の成果発表会の傍聴を希望される方は、傍聴希望者ごとに次の事項を記載して、電子メール、はがき又はFAXにより、申込いただきますように御案内いたします。

[1]記載事項:
御氏名、所属団体名、御住所及び電話番号、FAX番号又は電子メールアドレス
[2]申込期限:
平成22年3月19日(金)17:00まで(必着)
[3]件名:
「容器包装廃棄物3R推進モデル事業 傍聴希望」と御記入願います。
[4]申込先:
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社環境・エネルギー部 櫻井宛
所在地:〒108-8248 東京都港区港南2-16-4
電話:03-6711-1243、FAX番号:03-6711-1289、
電子メールアドレス:package@murc.jp
[5]
傍聴希望者が多数の場合は、抽選とさせていただきます。傍聴の可否につきましては、電子メールでお申し込みの場合は返信メール、はがき又はFAXでお申し込みの場合は別途御連絡いたしますので、傍聴ができる旨のメール等の連絡を受け取った方は、当日、会場への入場の際、返信メールを印刷したもの等及び身分を証明するものを御提示ください。

3.モデル事業の成果発表団体

No 団体名、所在地 事業名 事業の概要
ガラスびんリサイクル促進協議会(東京都港区) 外食チェーン店のガラスびんリユースシステムの構築事業  外食チェーン店が取り扱うガラスびん(日本酒のプライベートブランド商品)を独自の配送ルートで回収し、びん商業者で洗浄、再び酒造メーカーで再使用を行うリユースシステムを構築し、実効性および効果の検証を行う。
 また、広く他の外食産業へ波及させ、持続可能性を高める方策についても、可能性や課題を把握し検証を行うもの。
茅ヶ崎市商店会連合会(神奈川県茅ヶ崎市) 商店街・個店の「エコ・シティ茅ヶ崎宣言」で3Rの推進 ~ハレの日パッケージとノーパッケージで容器包装を減らそう!~  小売店におけるレジ袋の削減や簡易包装の取組を推進することを目的として、地域の行事である七夕、浜降祭り、七五三、正月、椿まつり、オリジナルマスコット「まちぐるみ」などをあしらった包装「茅ヶ崎ハレの日パッケージ」を商店会連合会で作成する。
 本事業の参加店舗では商品の包装を基本的にせず、マイバックで消費者に買い物をしてもらい、贈答などでラッピングを希望する消費者には、上記パッケージを用いた包装を行うことで、レジ袋などの包装の削減を図りつつ、消費者の満足度を高める取組を行い、その効果について把握、検証を行うもの。
NPOさんじょう(新潟県三条市) 地域通貨「らて」を活用した詰め替え商品の販売促進実証実験及び揚げ物等の個売り容器の削減実証実験  各種洗浄剤、ティッシュペーパーや芳香剤等の詰め替え商品を消費者が積極的に選択するための効果的な普及啓発活動の実証実験を行い、詰め替え商品の購入率を増加させることを目指す。
 また、揚げ物等の個売り容器について、リユース容器を用いた削減実証実験を行い、どのような普及啓発活動が有効であるか検証する。
 実験における対象商品の購入者には、本市で昨年度にレジ袋の削減実証実験で使用し、大きな成果を上げた地域通貨「らて」を発行し、地域独自の普及啓発活動を継続するもの。
北陸グリーンエネルギー研究会(富山県高岡市) 北陸地域の住民との協働によるアルミニウム付き紙パックの回収・再生事業  北陸地域の住民・行政・パートナー企業の協力を得て、従来はリサイクルが困難と思われてきたアルミニウム付き紙パックを回収し、製紙工場にてパルプとアルミニウム付き残渣に分離し、それぞれのリサイクルを行う。
 また、環境イベントや住民説明会でのPRを通じて、本リサイクル事業を広く認知させる。これにより、アルミニウム含有廃棄物の最終処分量の減量と循環型社会システム構築を促進し、また他地域への展開の可能性を評価するもの。
西濃環境NPOネットワーク(岐阜県揖斐郡揖斐川町) お総菜バイキング・マイパック持参制度構築事業  消費者にリユース食器を貸与し、お総菜の販売の際にその食器にお総菜を詰めて量り売りを行う。次回来店時に食器を持参してもらい、洗浄済みの食器と交換するシステムの実証実験を行う。リユース食器を持参すると消費者にポイントが付与され、一定数を貯めると植樹か花の種、エコグッズなどの特典が提供される。
 先に行った実証実験で得られた様々な意見を踏まえ、パックの種類を増やす、仕切りの入ったパックを用意するなど、さらに利用者のニーズに合った活動を展開する予定。
 本事業のシステムを確立させ、他店舗に広げていくと共に、課題や他地域への展開可能性などを把握、検証するもの。
京都エコ容器包装・商品推進協議会(京都府京都市) 「風呂敷包みで京の街歩き&お買い物」プロジェクト  お土産店や百貨店等の小売店において、風呂敷活用キャンペーンを実施し、京都らしさを生かした取組・スタイルを構築すると共に、観光客を対象とした風呂敷を使ったレジ袋等の削減を行う。
 風呂敷利用でスタンプがもらえる店舗を京都市内の観光地内にちりばめ、風呂敷包みの指導も行うことで、観光都市京都から日本全体へコンセプトを発信するもの。
リターナブルびん普及促進協議会(大阪府八尾市) 学生と行うリターナブルびん普及促進事業  協議会と学生が共に商品の開発・販売・回収を行うことで、若者のニーズに合った製品開発及びリターナブルびんの回収システムの構築を目指すと共に、CO2の排出量計算を行い、大学構内における販売回収システムでの環境負荷について知見を得る。
 また、本事業で行うアンケート・調査結果を元に、リターナブルびんの販売を行う際の取組手法や課題等をとりまとめ、リターナブルびん普及促進のツールとして、新たに取り組みを行おうとする市民団体などへの提供を予定するもの。

添付資料

連絡先
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部企画課リサイクル推進室
直通:03-5501-3153
代表:03-3581-3351
室長:上田 康治(内線6831)
室長補佐:菊池 圭一(内線6822)
係長:村上 義紀(内線6854)

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