報道発表資料

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2009年03月10日
  • 自然環境

愛知県における野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の実施について

 愛知県においてウズラ飼養農場から、H7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(弱毒タイプ)が確認されたことを受け、開催された第32回食料・農業・農村政策審議会家畜衛生部会家きん疾病小委員会において、感染経路については発生農場だけでなく、周辺の野生動物等のウイルス保有状況等を調査していく必要があるとの意見が出されたところです。これを踏まえ、野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス感染状況を把握するためにウイルス保有状況調査を実施することとしましたのでお知らせします。

1 実施体制

環境省と愛知県により共同で実施

2 調査期間

3月11日(水)から開始

3 調査範囲

発生農場から概ね半径10Kmの範囲

4 調査内容

○ガンカモ類のウイルス保有状況調査
 ガンカモ類等水鳥の糞を、ため池や河川等の水辺で概ね100個程度採取し、ウイルスの保有状況を検査する。
○野鳥捕獲によるウイルス保有状況調査
 発生農場周辺に生息する野鳥(渡り鳥を含む)を概ね100羽程度カスミ網により、捕獲し、咽頭及び総排泄腔のぬぐい液を採取し、ウイルスの保有状況を検査する。

 鳥インフルエンザのウイルスは、感染した鳥と濃密に接触するなど特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。
 日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた場合には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。

連絡先
環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護業務室
室長 吉野 示右(内線6470)
補佐 柴田 泰邦(内線6471)
専門官 徳田 裕之(内線6473)
直通 03-5521-8285