福岡県での高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認（家きん国内９例目）における野鳥監視重点区域の解除について

福岡県宗像市の養鶏場における高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜の確認事例を受け、令和２年11月25日に野鳥監視重点区域を指定し、野鳥監視の強化をしてきたところですが、その後、当該区域内で野鳥の大量死等の異常は確認されなかったため、12月28日（月）24時に当該区域を解除しました。

１．経緯

11月24日（火）	・福岡県が、死亡鶏が増加した旨の通報を受け、当該農場に対し移動の自粛を要請するとともに農場への立入検査を実施・同日、当該鶏についてインフルエンザ簡易検査を実施し陽性
11月25日（水）	・当該鶏について遺伝子検査を実施した結果、H5亜型であり、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認・発生農場の周辺半径10km圏内を野鳥監視重点区域に指定し、野鳥の監視を強化
11月28日（土）～30日（月）	・福岡県が野鳥緊急調査を実施
11月28日（土）	・防疫措置完了
12月28日（月） 24時	・野鳥において異常が確認されなかったことから、当該野鳥監視重点区域を解除※

※　「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」に基づき、野鳥監視重点区域は、以下を１日目として30日目の24時に解除することとしています

－野鳥及び飼養鳥の場合は、回収日の次の日を１日目とする

－家きんの場合は、防疫措置完了日の次の日を１日目とする

－環境試料（糞便、水等）の場合は、採取日の次の日を１日目とする

野鳥サーベイランスにおける全国の対応レベルは、引き続き最高レベルとなる「対応レベル３」とし、全国での野鳥の監視強化を継続します。

【参考情報】

環境省はホームページで高病原性鳥インフルエンザに関する様々な情報を提供しています。