報道発表資料

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2009年02月09日
  • 再生循環

日本海沿岸地域等への廃ポリタンクの漂着状況について(お知らせ)

 本年1月初旬から日本海沿岸地域を中心として廃ポリタンクが多数漂着しており、1月末時点で約1万3千個が確認されました。一部には中に液体物質が残っているものがあり、関係県が分析した結果によれば、塩酸等の強酸性物質が検出された例があります。このため、環境省は、関係道府県と連携し、海岸に漂着している廃ポリタンクに安易に触れないよう、注意喚起をしています。

 本年1月5日頃、島根県益田市の海岸に20L程度の廃ポリタンク約80個が漂着していることが発見され、それ以降1月末までに、沖縄県から北海道にわたる18道府県の海岸に総計約1万3千個(関係道府県からの情報提供等に基づき集計:別紙参照)の廃ポリタンクが漂着している。廃ポリタンクにはハングル表記ものが多数(確認されたものだけで約4,000個)見られている。ふたが閉まっている一部の廃ポリタンクには中に液体が残っているものがあり、関係県が分析した結果によれば、塩酸等の強酸性物質が検出された例がある。
 環境省は、関係道府県と連携し、海岸に漂着している廃ポリタンクに安易に触れないよう、注意を呼びかけるとともに、引き続き、漂着状況の調査、廃ポリタンクや内容物に関する情報収集等を行うこととしている。

(参考)
 平成12年頃から、冬場を中心に毎年のように日本海沿岸地域に大量の廃ポリタンクが漂着している。昨年(平成20年)は、19道府県で約4万3千個の廃ポリタンクが漂着した。ハングル表記の廃ポリタンクが他に比して多数見られるため、環境省においては、外務省と連携し、韓国政府に対して実態把握、原因究明、漂着ゴミを減らすための更なる努力について要請を行った。

添付資料

連絡先
環境省地球環境局(旧)環境保全対策課
直通:03-5521-8245
課長:田中 聡志(内線6740)
課長補佐:太田 志津子(内線6741)
担当:小沼 信之(内線6745)

環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部廃棄物対策課
直通:03-5521-8337
課長:橋詰 博樹(内線6841)
課長補佐:小野寺 晃宏(内線6845)
担当:須藤 博光(内線6849)

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