令和元年7月5日
総合政策
(仮称)今ノ山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見の提出について
環境省は、5日、「(仮称)今ノ山風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、高知県土佐清水市及び幡多郡三原村の行政界周辺において、出力最大197,800kW、単機出力最大4,300kW、基数最大46基の陸上風力発電設備を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、自然度の高い植生等の存在を明らかにした上で、植物及び生態系に対する影響について予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、既存道路及び無立木地等を活用することにより、植生自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、(2) 風力発電設備への衝突事故及び移動経路の阻害等による鳥類への影響について、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3) 他事業者との情報交換に努め、本事業との累積的な影響について調査、予測及び評価を適切に行い、風力発電設備等の配置等の検討をすること等を求めている。
本事業は、高知県土佐清水市及び幡多郡三原村の行政界周辺において、出力最大197,800kW、単機出力最大4,300kW、基数最大46基の陸上風力発電設備を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、自然度の高い植生等の存在を明らかにした上で、植物及び生態系に対する影響について予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、既存道路及び無立木地等を活用することにより、植生自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること、(2) 風力発電設備への衝突事故及び移動経路の阻害等による鳥類への影響について、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること、(3) 他事業者との情報交換に努め、本事業との累積的な影響について調査、予測及び評価を適切に行い、風力発電設備等の配置等の検討をすること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力1万kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である株式会社ジャパンウィンドエンジニアリングに対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 株式会社ジャパンウィンドエンジニアリング
・事業位置 高知県土佐清水市及び幡多郡三原村の行政界周辺(事業実施想定区域面積 約1,644ha)
・出力 最大197,800kW(最大4,300kW×最大46基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・令和元年5月21日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・令和元年7月5日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
連絡先
- 代表03-3581-3351
- 直通03-5521-8237
- 室長坂口芳輝(内線 6231)
- 室長補佐鈴木清彦(内線 6233)
- 担当近藤裕志(内線 6239)