報道発表資料
環境省は、21日、和歌山県で計画されている「(仮称)中紀第二ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書」(エコ・パワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、和歌山県有田郡有田川町及び日高郡日高川町において、最大で総出力51,000kWの風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1) 方法書以降の対象事業実施区域の設定に当たっては、土地の形状が変更され得る箇所等を適切に同区域に含めること、(2) 本事業区域に隣接する「中紀ウィンドファーム」に係る調査、予測及び評価結果並びに工事中のモニタリング結果及び事後調査等の内容等を、本事業の調査、予測及び評価並びに事業計画の検討に十分に活用すること、(3) クマタカ等の鳥類への影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた配置等を検討すること、(4) 土砂崩壊及び流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに土地の改変量を最小限に抑えること等により、自然環境への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、和歌山県有田郡有田川町及び日高郡日高川町において、最大で総出力51,000kWの風力発電所を設置する事業である。
環境大臣意見では、(1) 方法書以降の対象事業実施区域の設定に当たっては、土地の形状が変更され得る箇所等を適切に同区域に含めること、(2) 本事業区域に隣接する「中紀ウィンドファーム」に係る調査、予測及び評価結果並びに工事中のモニタリング結果及び事後調査等の内容等を、本事業の調査、予測及び評価並びに事業計画の検討に十分に活用すること、(3) クマタカ等の鳥類への影響を回避するため、専門家等からの助言を踏まえた適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえた配置等を検討すること、(4) 土砂崩壊及び流出の可能性の高い箇所の改変を回避するとともに土地の改変量を最小限に抑えること等により、自然環境への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者であるエコ・パワー株式会社に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 エコ・パワー株式会社
・事業位置 和歌山県有田郡有田川町及び日高郡日高川町(事業実施想定区域面積 約317ha)
・出力 最大51,000kW(2,000~3,400kW級 × 最大15基)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年11月9日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年12月21日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 坂口芳輝(内6231)
室長補佐 鈴木清彦(内6233)
担当 親川友貴(内6209)