平成29年度末の汚水処理人口普及状況について

１．汚水処理人口普及率

　汚水処理施設の整備は、整備区域、整備方法、整備スケジュール等を設定した「都道府県構想」に基づき各地方公共団体が効率的、効果的に実施しています。

　平成29年度末における全国の汚水処理施設の処理人口は、1億1,571万人^※となりました（資料1－1）。これを総人口に対する割合でみた汚水処理人口普及率は、90.9％（平成28年度末については、90.4％）となりましたが、未だに約1,200万人が汚水処理施設を利用できない状況です（資料1－2）。

　また、我が国における汚水処理人口普及状況は、大都市と中小市町村で大きな格差があり、特に人口５万人未満の市町村の汚水処理人口普及率は79.4％（平成28年度末については、78.3％）にとどまっている状況です（資料1－3）。

　※平成22年度以降の調査結果は、東日本大震災の影響により調査不能な市町村を除いた集計データを用いています。

２．処理施設別処理人口内訳

　処理人口を各処理施設別にみると、下水道によるものが１億31万人、農業集落排水施設等によるものが344万人、浄化槽によるものが1,175万人、コミュニティ・プラントによるものが21万人でした（資料1－2）。

　注）資料１（1－1～1－4），及び資料２は、環境省、農林水産省、国土交通省の合同発表資料、資料３は環境省独自発表資料です。

＜参考＞

　汚水処理人口普及状況の指標は、下水道、農業集落排水施設等、浄化槽、コミュニティ・プラントの各汚水処理人口の普及状況を、人口で表した指標を用いて統一的に表現することについて環境省、農林水産省、国土交通省の合意に基づくものであり、平成8年度末の整備状況から毎年公表しています。

添付資料

• 別添資料 [PDF 1.0 MB]