報道発表資料
環境省は、6日、北海道で計画されている「(仮称)寿都町風力発電事業計画段階環境配慮書」(寿都町)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
本事業は、北海道寿都郡寿都町及び黒松内町において、最大で総出力49,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 工事計画の検討に当たっては、既設の風力発電設備等の全部又は一部の撤去工事の実施に伴う騒音等の影響に関する調査、予測及び評価並びに環境保全措置の検討を適切に実施すること。これらを行わない場合には、方法書において、その合理的な理由を検討経緯も含めて適切に記載すること、(2) 風力発電設備等を住居等から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、(3) バードストライクへの影響等の確認を含む適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、適切な環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
本事業は、北海道寿都郡寿都町及び黒松内町において、最大で総出力49,000kWの風力発電所を設置するものである。
環境大臣意見では、(1) 工事計画の検討に当たっては、既設の風力発電設備等の全部又は一部の撤去工事の実施に伴う騒音等の影響に関する調査、予測及び評価並びに環境保全措置の検討を適切に実施すること。これらを行わない場合には、方法書において、その合理的な理由を検討経緯も含めて適切に記載すること、(2) 風力発電設備等を住居等から離隔すること等により、騒音及び風車の影による生活環境への影響を回避又は極力低減すること、(3) バードストライクへの影響等の確認を含む適切な調査、予測及び評価を行い、その結果を踏まえ、適切な環境保全措置を講ずることにより、鳥類への影響を回避又は極力低減すること等を求めている。
1.背景
環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を対象事業としており、環境大臣は、事業者から提出された計画段階環境配慮書※について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。
今後、経済産業大臣から事業者である寿都町に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられ、事業者は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定し、事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。
※計画段階環境配慮書:配置・構造又は位置・規模に係る事業の計画段階において、重大な環境影響の回避・低減についての評価を記載した文書。
2.事業の概要
・事業者 寿都町
・事業位置 北海道寿都郡寿都町及び黒松内町
(事業実施想定区域面積 約675ha)
・出力 最大49,000kW(2,000kW~3,500kW×14基程度)
3.環境大臣意見
別紙のとおり。
(参考)環境影響評価に係る手続
・平成30年5月22日 経済産業大臣から環境大臣に意見照会
・平成30年7月6日 環境大臣から経済産業大臣に意見提出
添付資料
- 連絡先
- 環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
調整官 坂口芳輝 (内6238)
室長補佐 鈴木清彦 (内6233)
担当 中島周三 (内6248)