平成29年5月11日
自然環境

生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)アセスメントレポート案の外部レビューの実施および説明会の開催について

 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)は、平成29年5月1日(月)から6月26日(月)にかけて、アジア・オセアニア地域を含む4つの地域アセスメントレポート案、および土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントレポート案の外部レビューを実施しています。外部レビューの期間中、それぞれのアセスメントレポート案に関するウェビナー(インターネット上で行なわれるウェブセミナー)が提供されます。
 環境省では、本外部レビューにあわせ、IPBESの最近の動きに関する説明会を6月1日(木)に開催します。

1.アセスメントレポート案に関する外部レビューについて

(1)外部レビューの対象アセスメントの概要

 今回の外部レビューの対象となるIPBESアセスメントは、4つの地域アセスメントおよび土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントの合計5つのアセスメントです。
 IPBES地域アセスメントは、地域レベルでの生物多様性と生態系サービスの現状と傾向を把握し、それらが人間の福利にもたらす影響や政策の効果などを評価することを目的として、世界4地域(アジア・オセアニア、アフリカ、アメリカ、欧州・中央アジア)において、2015年から2018年までの約3年間実施されています。なお、アジア・オセアニア地域のアセスメントは、62カ国を含む5つの準地域(北東・東南・南・西アジア全域およびオセアニア地域)を対象としています。
 また、IPBES土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントは、土壌劣化の現状と傾向、土壌劣化が生物多様性の価値・生態系サービス・人間の福利に与える影響、生態系復元に関する知見の状態を把握し、土地劣化・砂漠化・劣化した土地の復元に対処するための政策のための知見を高めることを目的として実施されるものです。
 これらのアセスメントは、愛知目標の進捗評価や政策における意思決定のために重要な成果を提供することが期待されており、2017年末までにアセスメントレポート案および政策決定者向け要約案を完成させ、2018年の第6回IPBES総会において政策決定者向け要約が承認される予定です。

(2)外部レビュー概要

 外部レビューは、アセスメントレポートの内容をより適切なものとするため、政府や専門家などの意見を広く募り、それをアセスメントに反映することを目的としています。アジア・オセアニア地域を含む4つの地域アセスメントレポート案、および土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントレポート案については、第1稿の外部レビューが平成28年6月から7月にかけて実施されました。
 今回の外部レビューはそれに続く2回目のもので、アセスメントレポートの第2稿、およびそれぞれのアセスメントレポートの政策決定者向け要約の第1稿が対象となっています。本レビューは、平成29年5月1日(月)~6月26日(月)の期間実施されており、政府関係者とともに、専門家などにも広く参加が呼びかけられています。参加を希望される方は、以下のIPBESウェブサイトにおいて参加登録をしたうえで、ご参加ください。
 なお、地球規模アセスメントについては、アセスメントレポート案第1稿に関する外部レビューが、本年6月15日から8月15日にかけて実施される予定です。

【IPBESの外部レビュー案内ウェブページ】
http://www.ipbes.net/article/external-review-ipbes-assessments-governments-and-experts

【外部レビューの参加方法などに関するウェビナー】
https://www.youtube.com/watch?v=tnx8nxDId08

(3)各アセスメントレポート案に関する紹介ウェビナーの開催

 IPBES事務局は、本外部レビューへの参加促進のため、各アセスメントレポート案に関する紹介ウェビナー(インターネット上で行なわれるウェブセミナー)を提供する予定です。各ウェビナーは、収録作業を完了次第、ウェブサイトに掲載される予定です。なお、ウェビナーの閲覧には外部レビューへの参加登録が必要です。

1) アジア・オセアニア地域アセスメントに関するウェビナー

○ 公開日 平成29年5月22日(月)以降を予定

○ 内容 IPBESアジア・オセアニア地域アセスメント第2稿および政策決定者向け要約第1稿の概要について

○ 使用言語 英語

2) 土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメントに関するウェビナー

○ 公開日 平成29年5月23日(火)以降を予定

○ 内容 IPBES土壌劣化と再生に関するテーマ別アセスメント第2稿および政策決定者向け要約第1稿の概要について

○ 使用言語 英語

2.説明会について

(1)概要

○ 日時 平成29年6月1日(木)15:00~16:30

○ 場所 ビジョンセンター東京601号室

東京都中央区 八重洲2-3-14 ケイアイ興産東京ビル
https://www.visioncenter.jp/tokyo/access/

○ 主催 環境省

○ 内容 IPBESアセスメントの進捗および外部レビューについて

1) IPBESアセスメントの概要

2) IPBES外部レビューの概要

3) アセスメントのポイント

・アジア・オセアニア地域アセスメント
・土地劣化と再生アセスメント

(2)説明会参加申込要領

 参加を希望される方は以下の要領に従ってお申込みください(参加料無料)。

○申込方法

・下記宛てに電子メールまたはFAXでお申し込みください。(電話でのお申込みはご遠慮ください。)

・席に限りがございますので(50席程度)、参加希望者が多数の場合、先着順とさせていただきます。

・お申込みの際には、表題に「IPBES説明会 参加申込」と明記し、[1]氏名(ふりがな)、[2]電話番号、[3]FAX番号(もしくは電子メールアドレス)、[4]勤務先又は所属団体をご記入ください。なお、複数名のご参加の場合は、お一人ずつご記入ください。

・申込締切は、平成29年5月24日(水)12時(必着)です。

・お申込みいただいた方には返信により参加票を送付しますので、当日必ずお持ちくださるようお願いいたします。

○報道関係者の方へ

・取材ご希望の方も下記申込先までご連絡ください。

・カメラ撮影を希望の場合は、その旨を記載してください。

・カメラ撮りに際しては、自社腕章を携帯していただくようお願いします。

・当日は受付にて記者証をご提示いただきますようお願いします。

・一般参加者とは別に席を用意しますが、満席となった場合はお立ちいただく場合もありますので、あらかじめご了承ください。

■参加申込先

公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)

担当:板倉頼子

E-mail:nre-info@iges.or.jp

TEL:046-855-3830  FAX: 046-855-3809

※個人情報は当該参加受付の目的のみに利用し、安全管理いたします。環境省以外の第三者に開示することはございません。

(参考)生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(IPBES)について

 生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム(Intergovernmental science-policy Platform on Biodiversity and Ecosystem Services:IPBES)は、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化する政府間のプラットフォームとして、2012年4月に設立された政府間組織です。科学的評価、能力開発、知見生成、政策立案支援の4つの機能を柱とし、気候変動分野で同様の活動を進めるIPCCの例から、生物多様性版のIPCCと呼ばれることもあります。
 IPBES作業計画2014-2018に基づき、2017年に公表された花粉媒介についてのアセスメントなどの他、侵略的外来種や生物多様性の持続可能な利用を含む計18の成果物の完成を目指し作業が進められており、2019年3月には地球規模の生物多様性および生態系サービスに関するアセスメントの公表が予定されています。
 IPBESの成果物(アセスメントレポートなど)は世界中の科学者・専門家らによって作成され、加盟国政府により構成される総会による承認後、公表されます。2017年5月10日現在、IPBESには126カ国が参加しており、事務局はドイツのボンに置かれています。

IPBES webサイト http://www.ipbes.net/
環境省webサイト http://www.biodic.go.jp/biodiversity/activity/policy/ipbes/index.html

連絡先
環境省自然環境局自然環境計画課
生物多様性地球戦略企画室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8275
室長   中尾文子 (内 6480)
室長補佐 中嶋健次 (内 6484)
係長   鮫島茉利奈(内 6488)