モントリオール議定書採択30周年及びHFC改正採択記念シンポジウム『地球のために、フロン対策』の開催と参加者募集について
1.趣旨
フロンは、エアコン、冷蔵・冷凍庫の冷媒や、建物の断熱材、スプレーの噴射剤など、身の回りの様々な用途に使われていますが、地球環境に対して二つの影響をもたらすことがわかっています。
一つは、オゾン層の破壊です。オゾン層の保護に世界全体で取り組むため、CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)などのオゾン層破壊をもたらすフロンなどを規制するためのモントリオール議定書が1987 年に採択され、今年で30 周年を迎えます。1980年代以降に拡大した南極のオゾンホールの拡大傾向がみられなくなるなど、一定の成果をあげていますが、依然として深刻な状況にあり、引き続き対策が必要です。
もう一つは地球温暖化への影響です。CFC やHCFC の代替フロンとして、HFC(ハイドロフルオロカーボン)が広く使われるようになりましたが、HFC はオゾン層破壊物質ではない一方で、地球温暖化をもたらします。このため、HFC をモントリオール議定書の対象物質に加える改正(HFC 改正)が2016年10月に採択され、地球温暖化防止の観点から、フロン対策を加速する必要があります。
モントリオール議定書採択30 周年とHFC 改正を記念した本シンポジウムでは、有識者による講演やパネルディスカッションなどを通じて、フロン対策の重要性について理解を深めたいと思います。
2.開催内容
名称: モントリオール議定書採択30周年及びHFC改正採択記念シンポジウム
『地球のために、フロン対策』
日時: 平成29年6月17日(土)10時~15時(9時30分開場)
場所: 国連大学 ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前5-53-70)
内容: (1)基調講演
講演者: 関 めぐみ(国連環境計画オゾン事務局次長)
演題:議定書の成果とHFC改正
(2)特別講演
講演者: 野口 健(登山家)
演題:地球温暖化問題について
(3)パネルディスカッション
テーマ:フロン対策の推進のために今できること
コーディネーター: 西薗 大実(群馬大学教授)
パネリスト: 中根 英昭(高知工科大学教授)
国連環境計画アジア太平洋地域事務所
一般社団法人日本冷凍空調工業会
一般社団法人日本冷凍空調設備工業連合会
日本チェーンストア協会
環境省
3.参加申込方法
■一般の方へ
・下記の参加申込専用ウェブサイト(申込フォーム)からお申し込みください。参加人数が複数の場合も、お一人ずつお申し込みください。事前にお申込みのない方の当日の受付はいたしかねます。
・電話、メールでのお申込みはお受けいたしかねます。参加申込専用ウェブサイト(申込フォーム)からお申込みができない場合はお問合せください。
・会場の都合上、参加は先着300名となっております。お申し込みの際に記載いただいた電子メールアドレス宛に参加証を送付させていただきますので、当日必ずお持ちください。
■取材・撮影など報道関係者の方へ
・下記の参加申込専用ウェブサイト(申込フォーム)からお申し込みください。会場の都合上、申込みの無い場合は、取材をお断りさせていただく場合がありますのでご注意ください。また、カメラ撮りをご希望の方は、お申し込み時にその旨をお申し出ください。
<参加申込専用ウェブサイト(申込フォーム)>
http://www.mri.co.jp/montreal30
※いただいた個人情報は、本シンポジウムの連絡以外の目的で使用しません。
<問い合わせ>
株式会社三菱総合研究所 シンポジウム事務局(担当 鈴木、宮崎)
電話 03-6705-6194(土日祝を除く9:30~12:00および13:00~17:00)
電子メールアドレス montreal30-ml@mri.co.jp
添付資料
- 連絡先
- 環境省地球環境局地球温暖化対策課フロン対策室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8329
室長 馬場康弘 (内線6750)
補佐 藤田宏志 (内線6704)
係員 鳥居ほのか (内線6752)