「水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について(答申)」及び意見募集(パブリックコメント)の結果について
本答申を踏まえ、総量規制基準の範囲に係る告示改正が行われる予定です。
1.審議の経緯
平成27年12月17日付けで環境大臣から中央環境審議会に対し「水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について(諮問)」(諮問第420号)がなされました。これを受け、平成28年2月より、中央環境審議会水環境部会に設置された総量規制基準専門委員会において審議が進められ、同年5月に報告が取りまとめられました。
この報告は、5月25日に開催された中央環境審議会水環境部会(第41回)において審議・取りまとめがなされ、5月26日付けで中央環境審議会会長から環境大臣へ別添1のとおり答申されました。
2.答申の概要
第8次における総量規制基準の設定方法は、平成27年12月の中央環境審議会答申「第8次水質総量削減の在り方について」を踏まえ、
○東京湾・伊勢湾・大阪湾:COD(15業種区分)
○東京湾・伊勢湾:窒素(76業種区分)
○東京湾・伊勢湾:りん(72業種区分)
について、C値の範囲を見直すことが適当とされました。
詳細な内容については、別添1及び別表1~3をご覧ください。
3.意見募集(パブリックコメント)の実施結果の概要
答申に先立って、中央環境審議会水環境部会総量規制基準専門委員会が行った「水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について(報告案)」に対する意見募集の結果は、以下のとおりです。
1)意見募集の期間及び方法
○意見募集期間:平成28年3月25日(金)~平成28年4月23日(土)
○告知方法:環境省ホームページ、電子政府ホームページ及び記者発表
○意見提出方法:郵送、ファックス又は電子メール
2)御意見の件数
○意見提出者数:12個人及び団体
○意見数:20件
3)御意見の概要及びこれに対する考え方
別添2のとおりです。
4.今後の予定
本答申を踏まえ、総量規制基準の範囲に係る告示改正が行われるとともに、総量削減基本方針の策定に向けた検討が進められる予定です。
添付資料
- 別添1:水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について(答申) [PDF 636 KB]
- 別表1:業種ごとの範囲(COD) [PDF 232 KB]
- 別表2:業種ごとの範囲(窒素) [PDF 218 KB]
- 別表3:業種ごとの範囲(りん) [PDF 206 KB]
- 別添2:「水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について(報告案)」に対する意見の募集(パブリックコメント)の実施結果について [PDF 230 KB]
- 連絡先
- 環境省水・大気環境局水環境課閉鎖性海域対策室
直 通:03-5521-8319
代 表:03-3581-3351
室 長:根木 桂三(内線6502)
室長補佐:石川 拓哉(内線6503)
係 長:中西 靖裕(内線6506)
関連情報
関連Webページ
過去の報道発表資料
- 平成28年5月9日
- 中央環境審議会水環境部会総量規制基準専門委員会(第4回)の開催について
- 平成28年3月25日
- 「水質に係る化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量の総量規制基準の設定方法について」(総量規制基準専門委員会報告案)に対する意見の募集(パブリックコメント)について(お知らせ)
- 平成28年3月8日
- 中央環境審議会水環境部会総量規制基準専門委員会(第3回)の開催について(お知らせ)
- 平成28年2月9日
- 中央環境審議会水環境部会総量規制基準専門委員会(第2回)の開催について(お知らせ)
- 平成28年1月18日
- 中央環境審議会水環境部会総量規制基準専門委員会(第1回)の開催について(お知らせ)
- 平成27年12月8日
- 「第8次水質総量削減の在り方について(答申)」及び意見募集(パブリックコメント)の結果について(お知らせ)