平成28年3月29日
水・土壌

(お知らせ)日本海沿岸地域等への廃ポリタンク等の漂着状況について(平成26年度分)

今般、環境省において、平成26年度(調査期間:平成26年4月1日~平成27年3月31日)の廃ポリタンク等の漂着状況について取りまとめた結果、廃ポリタンクは17道県で14,465、医療系廃棄物は11県で2,742、漁具(浮子)は15道県で104,523、電球類は9道県で2,671確認されました。

1.経緯

 本調査は、我が国への海洋ごみの漂着状況を把握する一助として、道府県の協力を得て平成18年に始まりました。今般、平成26年度(調査期間:平成26年4月1日~平成27年3月31日)の漂着状況の結果を取りまとめましたのでお知らせします。

2.調査結果

 (1)廃ポリタンク

 廃ポリタンクは、北海道から沖縄県にわたる17道県の海岸で総計14,465(関係自治体からの情報提供等に基づき集計:別添1)確認されました。文字が確認できた廃ポリタンク(6,383)のうち、韓国語表記のものが3,669、中国語表記のものが1,617でした。タンク内に内容物が確認された廃ポリタンクは466で、この中には強酸性、強アルカリ性の液体が残っているものもありました。

 (2)医療系廃棄物

 医療系廃棄物は、山形県から沖縄県にわたる11県の海岸で総計2,742(関係自治体からの情報提供等に基づき集計:別添2)確認されました。内訳としては、薬瓶1,428、注射器968、その他347でした。

 (3)漁具(浮子)

 漁具(浮子)は、北海道から沖縄県にわたる11道県の海岸で総計32,471(関係自治体からの情報提供等に基づき集計:別添3)確認されました。文字が確認できた漁具(浮子)(16,239)のうち、中国語表記のものが11,856、韓国語標記のものが3,676でした。

 (4)電球類

 北海道から沖縄県にわたる9県の海岸で総計2,579(関係自治体からの情報提供等に基づき集計:別添4)確認されました。このうち文字表記が確認出来たのものは、わずかに60でした。

3.今後の対応

 環境省としては、引き続き都道府県の協力を得つつ情報の収集にあたるとともに、必要な場合は関係国に対して申入れを行っていくことも検討していきます。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局水環境課海洋環境室
直  通:03-5521-9025
代  表:03-3581-3351
室  長:坂本 幸彦(内線6630)
室長補佐:森田 紗世(内線6631)
担  当:三枝 隼(内線6634)