報道発表資料
環境省は、一般国道17号本庄道路(埼玉県・群馬県)に係る環境影響評価書について、本日付けで国土交通省に対し、環境影響評価法に基づき、道路交通騒音に対する環境保全措置等を求める環境大臣意見を提出した。
1.環境省は、一般国道17号本庄道路に係る環境影響評価書について、環境影響評価法に基づき環境の保全の見地からの意見を求められたことから、平成20年8月29日付けで国土交通大臣等(注1)に対し、別紙のとおり環境大臣意見を提出した。
大臣意見の概要
1 道路交通騒音について
- 計画道路では国道462号との交差部の騒音レベルが環境基準値を超過する予測となっている。そのため、供用後の騒音の状況を把握し、国道462号の道路管理者に適切な環境保全措置を講ずるよう協力を求めるとともに、必要に応じて、計画道路においてさらなる環境保全措置について検討し、追加的な措置を講じること。
- 計画道路に近接している小学校について、特に環境配慮が必要な施設として、供用後の騒音の状況を把握するとともに、必要に応じて、騒音を低減するための環境保全措置について検討し、適切な措置を講じること。
2 建設機械の稼働による騒音について
建設機械の稼働に伴う騒音が、騒音源と受音点の高さの関係によっては規制基準値を超過するおそれがあるため、工事実施時に必要に応じて、低騒音工法の採用等のさらなる環境保全措置について検討し、適切な措置を講じること。
3.なお、今後、都市計画決定権者である埼玉県及び群馬県知事(注2)に対して、国土交通大臣等からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。
- (注1)
- 国土交通大臣及び国土交通省関東地方整備局長
- (注2)
- 本事業は都市計画に定められるものであるため、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である埼玉県及び群馬県知事が実施
参考
事業概要
- 事業者:
- 国土交通省 関東地方整備局
- 区間:
- 埼玉県深谷市~群馬県高崎市
- 延長:
- 約13.1km
- 設計速度:
- 80km/時
- 車線数:
- 4車線
- 計画交通量:
- 29,200~44,000台/日(平成42年)
環境影響評価の手続
- 方法書縦覧:
- 平成15年11月18日~12月17日(住民意見1件)
- 知事意見提出:
- 平成16年3月31日
- 準備書縦覧:
- 平成19年10月12日~11月12日(住民意見3件)
- 知事意見提出:
- 平成20年3月27日(埼玉県)、4月14日(群馬県)
- ・評価書接受:
- 平成20年7月16日
添付資料
- 連絡先
- 環境省総合環境政策局環境影響審査室
室長:山本 昌宏(内6231)
審査官:奥田 孝史(内6239)
TEL 03-3581-3351(代表)
03-5521-8237(直通)