報道発表資料
平成20年のトキの繁殖結果等についてお知らせいたします。
平成20年は佐渡トキ保護センター、野生復帰ステーション及び多摩動物公園の20組のペアで繁殖に取り組み、計121個の卵が産まれ、このうち29羽のトキが順調に成育しています。この結果、我が国のトキの総個体数は123羽となりました。
- 平成20年のトキの繁殖期(3月~6月)は、平成19年の繁殖期の11組のペアに、昨年11月に中国より提供された華陽(ホワヤン)のペア、溢水(イーシュイ)のペアを含む5組の新たなペア及び野生復帰ステーション順化ケージで訓練中のトキが自ら形成した4組のペアを加え、計20組のペアで繁殖に取り組みました(佐渡トキ保護センター:10組、野生復帰ステーション順化ケージ4組、同繁殖ケージ:4組、多摩動物公園:2組)。
- これらの繁殖ペアより、計121個の卵が産卵され、うち55個が有精卵と確認され、そのうち合計31羽のヒナがふ化しました(自然ふ化:11羽、人工ふ化:20羽)。
ふ化したヒナのうち2羽は、育すう中に死亡(1羽は親による圧死、1羽は44日齢で死亡)し、29羽が順調に成育しており、7月24日までに28羽が巣立ちを終えています。 - この結果、平成20年は29羽(自然ふ化:10羽、人工ふ化:19羽)のトキが成育し、我が国のトキの総個体数は123羽となりました。
(詳細は別添資料)
添付資料
- 連絡先
- 環境省自然環境局野生生物課
課長:星野 一昭(6460)
課長補佐:西山 理行(6475)
専 門 官:中村 昌孝(6469)
直通:03-5521-8283