平成27年2月19日
自然環境

「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」について

 環境省では、「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」について、全4回の検討委員会における議論を踏まえて取りまとめましたので、公表します。
 また、平成26年12月18日~平成27年1月16日の間に実施した「基本的考え方」の素案に関する意見募集(パブリックコメント)について、その結果を取りまとめましたので、併せてお知らせいたします。

1 「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」の概要
 近年、導入量が増加している太陽光発電については、国立・国定公園内においても導入の検討が行われています。特に、大規模発電容量の施設を設置するにあたっては、広大な敷地を必要とする点などの形態的な特性を踏まえ、景観や動植物への影響に配慮し自然環境との調和を図るために、自然公園法上の審査の考え方を整理することが必要となっています。
 環境省では、大規模太陽光発電施設の自然公園内への設置に係る審査の考え方を明確化するにあたっての基本的な考え方を整理するため、昨年9月に「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方検討委員会」を設置しました。平成27年2月9日に第4回検討委員会を開催し、「国立・国定公園内における大規模太陽光発電施設設置のあり方に関する基本的考え方」(以下、「基本的考え方」という。)について最終の議論を行い、取りまとめましたので、公表するものです。
 「基本的考え方」においては、国立・国定公園を重要自然地域として認識して対応すべきであること、具体的には景観や生物多様性の保全のために自然草地等や樹林地については立地から除外すべきであること、などが示されました。今後、環境省では、「基本的考え方」に基づいて自然公園法施行規則の改正やガイドラインの策定を行い、大規模太陽光発電施設の設置に係る審査の考え方をより明確にすることとしています。
 なお、これまでの検討委員会における議論の概要については、次のホームページをご覧下さい。(http://www.env.go.jp/nature/mega_solar_na/index.html

2 パブリックコメントの実施結果
(1)意見提出期間
  平成26年12月18日(木)から平成27年1月16日(金)までの30日間

(2)意見募集結果
  意見提出数     13通
  (整理した意見の件数 46件)
  意見の詳細及び意見への対応方針については、別添の資料をご参照ください。

添付資料

連絡先
環境省自然環境局国立公園課
直  通:03-5521-8277
代  表:03-3581-3351
課  長:岡本 光之(6440)
課長補佐:泉  光博(6443)
係  長:深谷 雪雄(6445)