平成27年2月20日
水・土壌

常磐自動車道(常磐富岡~浪江)における除染方針の達成状況について(お知らせ)

国は関係機関と連携し、常磐自動車道の早期開通を目指し、「常磐自動車道警戒区域内における除染モデル実証事業」の結果(平成24年8月31日公表)より路面の舗装や路盤混合による線量低減効果を確認し、これを踏まえ除染とインフラ復旧・整備工事の「一体的施工」を実施してきました。
今般、NEXCO東日本による整備工事が行われ、常磐富岡インターチェンジ(以下「IC」という。)~浪江IC間が平成27年3月1日に開通することを受け、環境省では、路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」(平成24年8月31日公表)の達成状況の確認を行いましたので、公表します。

除染とインフラ復旧・整備工事の「一体的施工」により、

 ①放射線量の低減、②廃棄物の削減、③工期の短縮

を同時に可能とすることができた。

 

○ 常磐富岡IC~浪江IC間において「除染方針」を達成

(当該区間全体における道路上の地上1mにおける空間線量率は、

 平均1.1µSv/h、最大4.8µSv/h(除染前は最大35.9µSv/h))


○ 常磐富岡IC~浪江IC間において約9,000m3の除去土壌の発生量を

削減と試算

(浪江IC~南相馬IC間で約5,000m3、合計で約14,000m3の除去土壌の

発生量を削減と試算)

※参考 平成24年8月31日に公表した常磐自動車道に係る除染方針

路面舗装等の効果による線量低減を期待した「除染方針」


①3.8µSv/h超~9.5µSv/h以下(平成24年6月時点):

今後の復旧・整備工事で修繕・整備する箇所については、路面舗装等の効果による線量低減が期待されることから、路面上における供用時の空間線量率を概ね3.8µSv/h以下とすることを目指す。

②9.5µSv/h超(同上):

合理的な範囲内で効果的な除染を出来うる限り実施し、路面上における供用時の空間線量率を、最も高い箇所においても、概ね9.5µSv/h以下とすることを目指す。

添付資料

連絡先
環境省水・大気環境局除染チーム
代 表:03-3581-3351 
次 長:元永 秀
補 佐:藤井 進太郎(内線7535)
担 当:佐藤 滋芳(内線7539)
福島環境再生事務所
代 表:024-573-7330
課 長:加藤 聖
企画官:槙田 雅士(内線402)
担 当:八木橋 龍美(内線662)