（参考資料）平成８年度における各省庁の具体的取組事例

１．財やサービスの購入・使用に当たっての環境保全への配慮

（１）生産段階での環境負荷の少ない製品、原材料の選択

（ア） 再生紙の使用等
● コピー用紙・封筒等について再生紙への切り替えを推進。
● 印刷物に再生紙を使用。

（イ） 再生品等の使用
●　使用する文具は再生材料から作られた物の使用。

（２） 使用段階での環境負荷の少ない製品、原材料の選択

（イ） 省エネルギー型のOA機器等の導入等
● OA機器等の購入に当たって省エネルギー型の製品の購入。
● 冷蔵庫の購入に当たり、フロン規制対応・節電設計・ノンフロンタイプの機種を選定。

（３） その他環境負荷の少ない製品、原材料の選択

（ア） 環境負荷の少ない製品、原材料の使用
●　製品の仕様等の事前確認を行い環境負荷の少ない製品等の購入。

（４）環境負荷の節減のための資源利用の節約

（ア） 用紙類の使用量の削減
● ペーパーレスシステムの確立を図るため、電子メディア（パソコンLAN）等利用による情報システムの整備を推進。
● ミスコピーの削除、使用済み用紙の裏面使用、使用済みの封筒の再利用など使用量の抑制。
○ B5判のコピーを大量にとる場合は、B4判でコピーをとり、半分に切断。（一部の事務所内で実施）

（ウ）製品等の長期使用等
● 郵送のダンボール箱再利用の徹底。
● 詰め替え可能な文具を優先して購入。
● 事務用品・電気製品は修繕費を考慮しながらできる限り修理して再利用。

（５） 環境負荷の少ない形態の販売方法を用いる商品の選択

（ア） エネルギーを多く消費する自動販売機の設置の見直し
●　自動販売機は必要最小限の台数を設置。

（イ） 購入時の過剰包装の見直し
●　購入にあたっては、過剰包装を避けるよう業者へ呼びかけ。

３．その他行政事務に当たっての環境保全への配慮

（１） 環境負荷削減のための資源・エネルギー利用の節約

（ア） 庁舎におけるエネルギー使用量の抑制等
● 超過勤務の縮減及び水曜日の定時退庁の一層の徹底を図り、庁舎におけるエネルギーの使用量の節約。
● 会議室等において不要時の消灯を実施。
● 年次休暇の計画的使用の促進について文書等により職員に周知。

（ウ）公用車等の利用合理化等
● 自動車管理簿の作成により走行距離・燃費等を把握し、燃料使用量の調査をきめ細かく実施。
● 待機中のエンジン停止の励行を運転担当者に徹底。
● 定期的な車の整備を励行。
● 相乗りにより公用車の利用の効率化を促進。
● タクシー券の使用については、一定の基準を定め適切な管理を行い、不要不急のタクシー利用を抑制。

（２） 環境負荷の削減のための廃棄物の減量化、リサイクルの推進等

（ア） 廃棄物の量の削減、分別収集によるリサイクルの推進
● ゴミの分別回収を実施。
● コピー機・プリンタートナーカートリッジは業者による回収を徹底。
● 個人用のゴミ箱を減らし、複数で使用するよう改善。
● 職場における分別回収を徹底するため、適宜、執務室に分別回収ボックス（コピー用紙・新聞・雑誌等）を設置。

４． 環境保全に関する職員に対する研修等の実施

（１） 職員の環境保全意識の向上

（ア） 環境に関する研修及び情報提供の積極的実施
● 新人研修において職員の環境に関する意識の啓発を促進。
● 環境保全に関する各種資料については、随時回覧し、職員の意識向上に努力。
● 節水・紙の節約・省エネルギー等職員の積極的な協力の必要事項について職員に要請。