環境基本計画の進捗状況の第3回点検結果について |
「環境基本計画の進捗状況の第3回点検結果について」が、去る8月26日(水)に近藤次郎中央環境審議会会長より小渕恵三内閣総理大臣に報告され、また、これについて同28日(金)に閣議報告が行われました。
今回の点検結果では、
・持続可能な経済社会の在り方とその実現方法を具体的に示し、それに対する社会的合意を形成する必要があること、
・都市交通などの3分野について重点的に点検を行った結果、環境の保全の観点から分野ごとに施策を体系化しパッケージ化することなどにより、各省庁の施策の連携を図り、 体系的に環境保全施策を推進する必要があること、
などが指摘されました。
「環境基本計画の進捗状況の点検」は、環境基本計画の規定に基づき、中央環境審議会が、同計画に基づく施策の進捗状況等について点検を行い、その結果を政府に報告するもので、平成8年度以来毎年、実施されています。
今回の点検は昨年6月に報告が取りまとめられた第2回点検に続いて、第3回目のものです。
今回の点検に当たって、中央環境審議会企画政策部会では、昨年の12月以来、政府、地方公共団体、事業者、国民といった各主体の環境保全に関する取組について調査するとともに、公開ヒアリングや郵便・FAX・電子メールを通じ、国民の意見等を聴取しました。また、審議は
1 大気環境の保全(都市交通)
2 水環境の保全(環境保全上健全な水循環)
3 各主体の自主的積極的取組(国民のライフスタイル)
の3つの分野を中心に、施策の連携と一体的な推進に重点を置いて行われました。
また、企画政策部会では、近年の環境問題が国民の日常生活と密接に関わり、これらの問題の解決には国民の理解とライフスタイルの転換が不可欠であることから、第3回点検結果を取りまとめるに当たり、7月13日の第57回部会の終了後、森嶌昭夫企画政策部会長名で国民へのアピールを公表しました。
環境庁としては、今回の点検で示された今後の課題についての指摘を踏まえ、各種施策に率先して取り組むとともに、環境保全の観点から施策間の連携、施策の体系的推進が図られるよう努力することとしています。
(この件の問い合わせ先)
郵便番号 100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
環境省総合環境政策局環境計画課内
中央環境審議会企画政策部会(環境基本計画関係)事務局