グッドライフ☆ギャザリング 2019

グッドライフ☆ギャザリング 2019 タイトル画像

グッドライフ☆ギャザリング 2019

グッドライフ☆ギャザリング 2019レポート

歴代の受賞者と実行委員が集まりネットワーキング!
活動の進展を報告しあうグッドライフ☆ギャザリングが今年も開催され、コラボレーションの輪が広がりそうです。

Introduction

イントロダクション

環境と社会によい活動を環境大臣賞として表彰して応援するグッドライフアワードは、2019年で7回目を迎え、多くの受賞取組を輩出してきました。さらに、表彰するだけで終わりではないのがグッドライフアワードの特長です。

2019年8月17日(土)、東京・渋谷区内の会場に歴代受賞取組の代表者など約40名が大集合。受賞後の活動の進展を報告し、受賞者同士のネットワーキングを深める『グッドライフ☆ギャザリング 2019』を開催しました。昨年初開催した『グッドライフ☆フェス 2018』がグレードアップして2回目の開催となりました。

参加者のみなさんはビュッフェパーティのスタイルでフランクに情報交換。歴代の環境大臣賞、実行委員会特別賞受賞取組の代表者が、受賞後の活動の進展などについてプレゼンテーションを行いました。同じ年の受賞者には、すでに表彰式(グッドライフカンファレンス Winter)で面識がある方々もいらっしゃいますが、受賞年が異なる方々と言葉を交わし、親交を深める機会は貴重です。

参加者それぞれが活動する地域や状況について情報を交換し、和やかな雰囲気の中で、活動同士のコラボレーションの可能性を探る真剣な会話があちらこちらで交わされました。

また、グッドライフアワード実行委員8名が参加。グッドライフアワード実行委員会特別賞は各委員の専門分野に関わる賞が設定されており、それぞれの委員が担当する各賞への思いや、歴代受賞取組、集まった参加者のみなさんへのメッセージなどをコメントしました。

PRESENTATION

参加取組のプレゼンテーション

受賞取組代表者が活動概要や近況にプレゼンテーションを行いました。登壇順にご紹介します。

エコマジシャン ミヤモ
第2回 環境大臣賞 グッドライフ特別賞

エコマジシャン ミヤモ

エコロジーをテーマにしたマジックで、環境に関する知識や意識の啓蒙を続けています。参加者も巻き込んで、楽しいマジックを披露してくださいました。
活動紹介レポート記事

相模湖・若者の森づくり
第4回 環境大臣賞 優秀賞

相模湖・若者の森づくり

相模湖近郊の里山で森林整備作業に取り組む『NPO法人 緑のダム北相模』を代表して、大学1年生の渡邉優唯さんがプレゼンテーション。中高生からの参加者が成長し、活動がますます広がっている様子などが紹介されました。
活動紹介レポート記事

平面画像の立体認識による分離方法で違法駐停車激減と交通安全効果
第5回 実行委員会特別賞 環境アート&デザイン賞

平面画像の立体認識による分離方法で違法駐停車激減と交通安全効果

株式会社「一心助け」の鈴木英雄社長が、平面画像を立体認識する効果を活用したさまざまな社会貢献の広がりについて、猛禽類のシートなどの実例を交えて報告してくださいました。
活動紹介レポート記事

「東京の野生児」を育む森と自然の体験講座
第5回 環境大臣賞 個人部門

「東京の野生児」を育む森と自然の体験講座

昨年のフェスにも参加してくれた土屋一昭さん。受賞後、御嶽駅前にカフェをオープン。「森の演出家」として著書の上梓も決まり、ますます活動の幅が広がっています。今回も、鳥の鳴き声を披露してくださいました。
活動内容紹介

みんなで省エネ・節電を進める「市民節電所」をつくろう!
第4回 第5回 第6回 実行委員会特別賞

みんなで省エネ・節電を進める「市民節電所」をつくろう!

昨年サステナブルデザイン賞を受賞、3年連続での実行委員会特別賞受賞となった「NPO法人 市民省エネ・節電所ネットワーク」代表の村木マサヨシさんが登壇。環境大臣賞目指して今年も応募する宣言をしてくださいました。
活動内容紹介

エコ商品の開発から地域創生につながる環境社会イノベーションへの取組
第5回 環境大臣賞 NPO・任意団体部門

エコ商品の開発から地域創生につながる環境社会イノベーションへの取組

高校生を中心に活動する「緑のリサイクルソーシャルエコプロジェクトチーム」から、顧問の湯浅正浩先生が登壇。受賞をきっかけに他の団体と連携した取組がさらに広がっていることなどが報告されました。
活動紹介レポート記事

日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」が走る! 地域資源虎斑竹と共に100年
第6回 実行委員会特別賞 環境地域ブランディング賞

日本唯一の虎竹電気自動車「竹トラッカー」が走る! 地域資源虎斑竹と共に100年

地域特有の「虎斑竹(とらふだけ)」を活用したチャレンジを続ける株式会社山岸竹材店から、竹虎四代目の山岸義浩社長が登壇。スペインで開催されたボックスカートレースにチャレンジした報告などで盛り上がりました。
活動内容紹介

誰でも参加できる自然エネルギー「相乗りくん」
第6回 環境大臣賞 地域コミュニティ部門

誰でも参加できる自然エネルギー「相乗りくん」

「NPO法人 上田市民エネルギー」の藤川まゆみさんが登壇。太陽光発電所設置ファンド参加者の声などを紹介し、自分たちにできることから「始めることの大切さ」を力強くアピールされたのが印象的でした。
活動紹介レポート記事

環境保護と健康のために役立つ「オーガニック・ヴィーガンレストラン」開拓お店紹介
第6回 実行委員会特別賞 森里川海賞

環境保護と健康のために役立つ「オーガニック・ヴィーガンレストラン」開拓お店紹介

室谷真由美さんは、オーガニックな食生活を実践し、ブログやSNSでオーガニック&ヴィーガンなレストラン紹介を続けています。料理教室や飲食店メニュー開発など、多彩な活動の様子を報告していただきました。
活動内容紹介

琵琶湖の源流発SDGs東近江ムラサキ紫縁(しえん)プロジェクト
第6回 実行委員会特別賞 サステナブル・ビジネス賞

琵琶湖の源流発SDGs東近江ムラサキ紫縁(しえん)プロジェクト

株式会社みんなの奥永源寺代表取締役の前川真司さんさんが登壇。絶滅危惧種で東近江市の花である「紫草(ムラサキ)」を活用した「オーガニックシコンコスメ」商品を通じて、地域活性化に取り組んでいる状況が紹介されました。
活動内容紹介

森のママまつり(フォレストカフェプロジェクト)
第3回 実行委員会特別賞 「環境と女性活躍」特別賞

森のママまつり(フォレストカフェプロジェクト)

子育てするママたちのコミュニケーションを広げる活動に取り組む「NPO法人チルドリン」代表理事の蒲生美智代さんが登壇。木のある暮らしを楽しむ提案を集めたイベント「森のママまつり」は全国各地で随時開催されています。
活動内容紹介

COMMENT

実行委員からのコメント

実行委員のみなさんからは、受賞取組のプレゼンテーションについての講評に加え、グッドライフアワードに感じる意義などについてのコメントをいただきました。

益田文和 委員長
デザインコンサルタント / 株式会社オープンハウス 代表取締役

益田文和 委員長 コメント

地球温暖化の影響とも考えられる天災が頻発しています。ある国で、太陽光発電でバッテリーに溜めた電気だけで生活する様子に感銘を受けました。サイステイナブルなライフスタイルを実現するためには、価値観を変革することが必要です。グッドライフアワードで広がるネットワークが、新しい価値観を生み出していくことに期待しています。

大葉ナナコ 委員
公益社団法人 誕生学協会代表理事 / バースコーディネーター / ベビー&バースフレンドリー財団 代表理事

大葉ナナコ 委員 コメント

受賞取組代表者のみなさんのパワーや熱気にいつも刺激を受けています。ハートは熱く、思考はクールに。グッドライフアワードを軸に集まったみなさんのパワーを結集して、社会全体を変えていきましょう。

末吉里花 委員
一般社団法人 エシカル協会代表理事 / フリーアナウンサー

末吉里花 委員 コメント

近江商人は「三方良し」の心をもっていたと伝えられています。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」が三方良しの理念です。グッドライフアワードでは、さらに「作り手良し」「未来良し」を加えた「五方良し」を実現していけるよう、これからもそれぞれの活動を広げていきましょう!

高橋俊宏 委員
株式会社ディスカバー・ジャパン 取締役 編集長

高橋俊宏 委員 コメント

私は『ディスカバー・ジャパン』という雑誌の編集長であり、グッドライフアワードの環境大臣賞受賞取組は今までにも誌面でご紹介してきました。雑誌の特集としても魅力的な取組の事例が、これからもますます増えていくことに期待しています。

中井徳太郎 委員
環境省 総合環境政策統括官

中井徳太郎 委員 コメント

サステナブルな社会を実現するためには、同時多発的なライフスタイルのイノベーションが不可欠です。グッドライフアワードが目指しているのも「生活者の工夫」や「日本の伝統的な生活の工夫」を可視化して広げること。今日のような機会が、受賞者のみなさんのコラボレーションを深めて、社会を変えるきっかけとなるコミュニティになっていくことを期待しています。

藤野純一 委員
公益財団法人 地球環境戦略研究機関 上席研究員

藤野純一 委員 コメント

第1回からグッドライフアワード実行委員として関わっており、受賞取組のレポート取材などの機会に現地を訪問できるのは私にとっても有意義な時間です。全国各地で、それぞれの思いで活動しているみなさんの熱意が、未来を開く力になっていくことを感じています。

南谷えり子 委員
元エル・ジャポン編集長

南谷えり子 委員 コメント

グッドライフアワード実施も6回を数え、受賞取組の多様さがますます広がっています。今日、ここに集まったみなさんにも、それぞれの「グッドライフ」があるでしょう。違うフィールドで活躍している他の受賞者の方々との交流から、さらに新しい発想やチャレンジが生まれるといいですね。

森 摂 委員
オルタナ編集長

森 摂 委員 コメント

私が編集長を務めている雑誌『オルタナ』でも、「SDGs」がとても重要なテーマになっています。昨年まで私が選定する特別賞は「サステナブル・ビジネス賞」でしたが、今年からは「SDGsビジネス賞」と改めることを決めました。みなさんの行動こそSDGsの実践であることを感じています。