Kick-off Conference of
Good Life Award 2019

Kick-off Conference of  Good Life Award 2018

Kick-off Conference of
Good Life Award 2019

グッドライフ☆カンファレンス2019レポート

今年も大盛況!第7回 グッドライフアワード募集開始に伴い、カンファレンスを開催。「環境と社会を良くするグッドライフなイノベーターたち」が集結!

100名を超える方々にお集まりいただき、渋谷ヒカリエの会場が満席となりました。

実は、あなたの活動も環境大臣賞候補です

グッドライフアワードは、企業、学校、NPO、自治体、地域コミュニティ、個人まで、どなたでも応募でき、環境大臣賞受賞のチャンスがあります。さあ、次はあなたの番です。 ぜひご応募ください。

(写真:佐治淳一、文:グッドライフアワード運営事務局)

Introduction

2019年6月25日(火)、渋谷ヒカリエ 8/COURT (東京都渋谷区)において、『Kick-off Conference of Good Life Award 2019』(主催/環境省)を開催しました。

このカンファレンスは、「第7回グッドライフアワード」の募集開始にあわせ、『未来をつくる地域循環共生圏』をテーマとしてグッドライフの最先端事例に取り組むイノベーターたちにプレゼンテーションしてもらい、グッドライフアワードが求めている「環境と社会に良い取組」とはどんなものなのかを具体的に紹介。それぞれの活動を社会に広げていくために大切なナレッジを共有していくものです。

平日の夜にも関わらず、会場には100名を超える参加者が集まり満席の大盛況となりました。プレゼンテーション終了後の懇親会では、登壇者や臨席したグッドライフアワード実行委員のみなさんに「効果的な活動の広げ方」や「社会に広げるために、活動の何をどうアピールするべきか」といった問いかけをする参加者の方々の姿が見られるなど、和やかな雰囲気の中にも、自らの取組を広げていきたいという参加者の熱意が感じられる時間となりました。

グッドライフアワードは、企業、学校、NPO、自治体、地域コミュニティ、個人まで、多様な主体で応募でき、主体別の部門賞を含めて10取組程度を環境大臣賞として表彰する予定になっています。応募の受付は9月17日(火)まで。たくさんのご応募をお待ちしています!

応募要項はこちら

PRESENTATION

開会挨拶:地域循環共生圏の実現に向けて

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

中井 徳太郎氏
環境省 総合環境政策統括官

グッドライフアワード実行委員でもあり、第五次環境基本計画に提唱されている「地域循環共生圏」の伝道師である中井統括官が、グッドライフアワードの「みんなの力で社会は変わる!」という理念やアワードの意義や概要について紹介。

2015年、国連での「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)や、2015年、COP21での「パリ協定」採択といった世界的な要求を達成するためにも「新たな文明社会を目指し、大きく考え方を転換していくことが必要」であること。さらに、グッドライフアワードが目指す、環境、社会、経済の課題を「同時解決」するイノベーションが重要であることを解説しました。

Guest Talk 1

人と社会と地球の健康を実現するZENBプロジェクト

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

石垣 浩司氏
株式会社 MizkanHoldings 常務執行役員 新規事業開発担当

グッドライフな取組の最先端事例として、ミツカンが未来ビジョン宣言とともに新規事業として立ち上げた『ZENB(ぜんぶ)』の取組について紹介しました。野菜や豆、穀物、果物などを「普段は捨ててしまっている部分まで、可能な限りまるごといただく」ことを目指したチャレンジで、現在、スティックタイプとペーストタイプの試作品が完成。自社ECサイトなどで販売を始めていることが紹介されました。

食品ロスやゴミ減量に貢献するばかりでなく、野菜の皮などもおいしくいただく工夫をすることでしっかりと栄養を摂ることができ、健康にも寄与する可能性が広がる取組です。

Guest Talk 2

お寺の"おそなえ"を"おさがり"として"おすそわけ"

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

福井 良應氏
おてらおやつクラブ マーケティング・寄付相談担当

グッドライフな取組の最先端事例紹介のお二人目として、第6回グッドライフアワード 環境大臣賞優秀賞を受賞した「おてらおやつクラブ」の活動内容や、環境大臣賞受賞後の取組の広がりなどについて紹介されました。

おてらおやつクラブが行っているのは、お寺に集まる「おそなえ」を、「おさがり」として活用し、支援団体を通じて経済的に困難な状況にある家庭に「おすそわけ」として届ける取組です。お菓子やお米が届くことで、お母さんや子供たちに喜んでもらえていること。そして何より、孤立しがちな母子家庭などの方々が、この活動によって「繫がり」を実感できることへの感謝の声が多く届いていることなどが紹介されました。

実行委員Talk 1

エシカル×グッドライフ

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

末吉 里花氏
一般社団法人エシカル協会 代表理事

エシカル消費とは「人・社会・地球環境・地域に配慮した消費やサービスのこと」日本にエシカルな価値観を広げることを目指したエシカル協会の理事長でもある末吉氏が、エシカルとグッドライフが共通して目指すべき価値や行動についてのプレゼンテーションを行いました。

たとえば、自分が使っている「モノ」は、誰が、どこで、どうやって作ったものなのか。ものづくりの背景に、環境問題はもちろん、人権侵害や貧困、生物多様性に関わる問題が潜んでいることを知り、消費者ひとり一人が「マイエシカル」を考えることの大切さを訴えました。

実行委員Talk 2

SDGsビジネスの最前線

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

森 摂氏
株式会社オルタナ代表取締役社長/「オルタナ」編集長

今から13年前、2006年に森氏が創刊した『オルタナ』は、持続可能なビジネスやソーシャルな取組を取り上げ続けてきた「ソーシャル・イノベーション・マガジン」です。今回のプレゼンテーションでは、国連からの要請である「SDGs」、社会からの要請である「CSR」、そして投資家からの要請である「ESG」という、グッドライフ=サスティナブルな価値を創造することが日本の企業にも求められていることに着目。価値創造型の新しいビジネスモデルの見つけ方などについて解説されました。

さらに、欧米を中心にして環境問題に取り組むNGOやNPOへの信頼度が高いというデータを紹介。これからますますソーシャル・イノベーションが重要な「価値」になっていくことが示されました。

プロデューサーTalk

グッドライフアワードの取組事例を解説

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

谷中 修吾氏
BBT大学 グローバル経営学科長・教授
BBT大学大学院MBA 教授

プレゼンテーションの締めくくりとして、グッドライフアワード総合プロデューサーを務める谷中氏が登壇。今までのグッドライフアワードで環境大臣賞最優秀賞を受賞した『三陸ボランティアダイバーズ』や『あきた森の宅配便』『救缶鳥プロジェクト』などの事例と、その活動を広く社会に伝えるためのキャッチフレーズに注目。グッドライフアワードに応募して高い評価を得るためのポイントとして「自分たちの取組を短く強い言葉で表現する」ことが重要であることが示されました。

などなど、最優秀賞を受賞した取組の内容は端的な言葉で表現できて、その意義が伝わりやすいことがわかります。自分たちの活動を「短く強い言葉で表現」するためには、活動の持つ価値を再定義することにも繫がります。

誰をターゲットにして、どのような価値を、どのような活動(商品やサービス)として提供するかということを、マーケティングな視点で見直すことは、グッドライフアワードへの応募を見据えてというだけでなく、活動の意義を高めていくためにも大切なことです。

MESSAGE

グッドライフアワード実行委員からの期待メッセージ

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

グッドライフアワードでは環境大臣賞に加えて、9名の実行委員がそれぞれの専門分野の領域で優れていると評価する取組に対して「実行委員会特別賞」を贈呈しています。

今回のカンファレンスには、「サステナブルデザイン賞」を選定する益田文和委員長、「子どもと親子のエコ未来賞」の大葉ナナコ委員、「環境と福祉賞」の炭谷茂委員、「環境地域ブランディング賞」の高橋俊宏委員が登壇し、それぞれの専門の観点から、応募に期待するポイントなどのメッセージが述べられました。

先のプレゼンテーションで登壇した中井徳太郎委員は「森里川海賞」、末吉里花委員は「エシカル賞」、森 摂委員は「SDGsビジネス賞」を、また藤野純一委員は「環境社会イノベーション賞」、南谷えり子委員は「環境アート & デザイン賞」を選定します。

幅広い活動主体、そして、環境と社会や地域経済の問題を「同時解決」する幅広い取組を求めているのがグッドライフアワードの特長です。また、毎年表彰するだけで終わることなく、成功している取り組みが「なぜうまくいっているのか」といったポイントなどを情報発信することで、日本で暮らすひとり一人がライフスタイルを見直すきっかけになることを目指しています。また、活動や社会を活性化するための情報交換などを行い、持続可能な社会に向けた思いを共有する仲間との「ご縁」を広げていくことを目指しています。

今、あなたがチャレンジしている取組が、環境大臣賞候補です。たくさんのご応募をお待ちしています。

Kick-off Conference of Good Life Award 2018

応募要項はこちら

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