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図1 上位5%の気温の模式図。青曲線は、ある地点での1951年から1970年までの夏期における日々の気温の頻度分布を表すとする。ある気温T℃(破線が横軸と交わる気温)より高い気温が発生する頻度は青陰影の面積になる。この青陰影の面積が、青曲線と横軸で囲まれた面積の5%になるとき、気温T℃を「1951年から1970年までの夏期における上位5%の気温」と呼ぶ。一方、赤曲線は2011年から2030年までの夏期における日々の気温の頻度分布を表すとする。この期間において、「1951年から1970年までの夏期における上位5%の気温」を超える気温が発生する頻度は赤陰影の面積(青陰影と重なる部分も含む)になる。
 冬の下位5%の気温を計算する際は、冬の気温の頻度分布を作成して、ある気温T℃より低い気温が発生する頻度が5%になる気温T℃を同様に求める。

図2 上段は、2011年〜2030年の統計で見た場合、暑い夜・昼の頻度が1951年〜1970年の何倍になるかの10サンプル平均予測を示す。下段は10サンプルのうち何サンプルで暑い夜・昼の発生頻度が増えると予測したかで、数十年規模の自然の揺らぎを考慮したときの温暖化の影響が顕在化する確率を示す。左(a, c)は暑い夜、右(b, d)は暑い昼の変化。

図3 上段は、2011年〜2030年の統計で見た場合、寒い夜・昼の頻度が1951年〜1970年の何倍になるかの10サンプル平均予測を示す。下段は10サンプルのうち何サンプルで寒い夜・昼の発生頻度が減ると予測したかで、数十年規模の自然の揺らぎを考慮したときの温暖化の影響が顕在化する確率を示す。左(a, c)は寒い夜、右(b, d)は寒い昼の変化。