国際的な研究交流の需要性の高まり
 近年、地球環境研究において個々の事象が明らかになってくるに伴い、オゾン層の破壊、地球温暖化などをはじめとする地球環境問題の解決のためには、国際的な知識、情報の交流が重要であることの認識が高まっています。
 このため、平成7年から、地球環境研究総合推進費の中に「国際交流研究」の研究区分を設けてEFフェロー制度を発足し、一層の国際的な研究交流の推進を図っています。

EFフェローの目的
 地球環境部門における海外の研究者を我が国に招聘し、我が国の国立試験研究機関、独立行政法人研究機関の研究者と共同研究を行うことによって、国際的視野で研究者の英知を集約し、地球環境研究に係る人材の国際的な交流を推進することを目的としています。

EFフェロー制度の対象
 先進国、開発途上国の博士号取得者または同等の学位・資格を有する研究者(日本国籍を有しない者に限る)。

研究期間
 原則として3ヶ月から12ヶ月程度。次年度の継続は審査の上2回を限度として認められます。

待遇
 招聘するための旅費、生活費(月額30万円)、住居手当、移転料、家族手当、健康保険料、国内旅費が支給されるほか、研究費が受け入れ研究機関に支給されます。

平成15年度のEFフェロー

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EFフェローの国別内訳 EFフェローの研究分野内訳
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中国 8   地球温暖化 8
マレーシア 2   酸性雨等越境大気汚染 2
ブルガリア 1   海洋汚染 1
フランス 1   (地球規模の化学物質汚染を含む)  
インド 1   自然資源の劣化 3
スリランカ 1   (熱帯林の減少、生物多様性の減少、砂漠化等)  
スウェーデン 1      
イギリス 1      
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問い合わせ
社団法人国際環境研究協会
Tel: +81-3-3432-1844 Fax: +81-3-3432-1975
e-mail: airies@airies.or.jp