ホーム > 全国の地域で行われている環境研究> いわて発戦略的地産地消型リン資源循環システムの研究
全国の地域で行われている環境研究
いわて発戦略的地産地消型リン資源循環システムの研究
- 研究代表者
- : 菅原 龍江
- 所属
- : (地独)岩手県工業技術センター
- 関連地域
- : 岩手県
日本国内では産出されないリン鉱石は、世界的な需要の高まりから産出国の資源囲い込み等により、入手は困難になりつつあります。
一方、国内には下水汚泥焼却灰などリンを高濃度で含む廃棄物が排出されていますが、廃棄物からのリン回収はコスト高のため、リン資源としての利用はほとんどされていません。
また、農業県である岩手県としては、肥料原料であるリン資源の確保は大きな課題となっています。
この研究では、リン回収工程における費用削減のため、リン回収時に産業廃棄物である廃アルカリ等を利用した技術開発を行うとともに、岩手県リン資源地産地消研究会を中心とした産学官連携による取組みを推進し、リン資源を地域内で循環させるシステムを構築しようとするものです。
焼却灰採取
回収リン
下水汚泥焼却灰