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全国の地域で行われている環境研究

野草類の土壌環境に対する生育適性の評価と再生技術の開発

研究代表者
: 平館 俊太郎
所属
: (独)農業環境技術研究所
関連地域
: 阿蘇、蒜山、芸北、塩塚高原、朝霧高原、秋吉台

かつて日本の国土面積の約20%を占めていた半自然草地(刈り取りなどの人為による関与のもとで維持されてきた草地)は、高度経済成長期以降急速に減少し、現在では国土面積の2〜3%にまで減少しています。その結果、多くの草地依存性の生物群が絶滅の危機に瀕しており、レッドリストに記載されています。

本研究では、野草類の土壌環境適性を明らかにし、かつての土壌環境を復元することによって、あるいは土壌環境を保全・制御することによって、生物多様性の保全上重要な半自然草地を再生する技術の開発を目指しています。これらの技術は、我が国のあるべき生物多様性を復元・維持・増進させ、未来の世代へ生物多様性を引き継ぐことにつながるものと期待されています。


蒜山の草原に咲くオミナエシ


富士山の裾野に広がる草原


秋吉台のカルスト台地に広がる草原

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