株式会社タイキ(大阪府)

造園技術を活用した砂漠緑化事業を確立

株式会社タイキ(以下、同社)は、学校向け屋内体育器具の製造販売事業で創業し、造園・緑化事業、砂漠緑化事業に参入した企業である。

1960年に、創業者中野善兵衛氏が大阪市東住吉区において同社の前身となる「株式会社大阪体機製作所」を設立し、学校向けの跳び箱や鉄棒などの屋内体育器具の製造販売を開始した。その後、屋内に限らず屋外の遊戯具の製造販売も開始し、公園づくりや造園工事などにも事業を拡げていった。さらに1973年には、運動グラウンドやテニスコート工事なども請け負うようになり、事業内容の多様化に伴って社名を「株式会社タイキ」に変更した。

順調に事業領域を拡大していたが、1979年の第二次オイルショックの影響により国内で造園工事などの公共事業案件が減少し、売上確保のため新規案件を模索することとなった。その時、アラブ首長国連邦からアラビア砂漠の緑化工事に挑戦し、成功をおさめた。砂漠緑化事業は、アラブ首長国連邦以外にも中国(黄土高原地方)など特異な気候での実績を有する。

近年、国内では「樹脂含浸木」や「バイテクソイル工法」を活用したメンテナンスフリーの商材を提供し、海外では現地の砂漠緑化工事で管理ノウハウの提供を行うなど、国内外において公共事業を安定的に受注している。

同社の特徴ポイント

  1. 1.屋内体育器具の製造販売事業から、造園・緑化事業への参入に成功
  2. 2.現地に合った管理システム開発により、海外の砂漠緑化を実現
  3. 3.ニッチ市場で安定的に受注できる商材など、多様な事業展開で収益拡大