株式会社フードランド(静岡県)

「既存技術の今までにない組合せ」で新素材を発明

株式会社フードランド(以下、同社)は、食品卸売業から、みかん等の果物をまるごとピューレ状に加工する技術や成分の一部のみを抽出する技術を開発し、未利用原料等を新たに有効活用した食品開発事業に参入した。

同社は、静岡県三ヶ日地域の特産品である「三ヶ日みかん」から、その成分を抽出した食用の液体・粉末等を製造する事業を開始した。これらを原料としたみかんシャーベット、みかんドレッシング等の食料品開発・製造を行っている。同事業の発端は、2004年の浜名湖花博開催にあたり、三ヶ日みかんジュースの仕入れ依頼を受けたことであった。大量のみかんジュースの確保が困難であったことから、自らジュース製造に乗り出すが、大量に発生する絞りかすの廃棄物処理コストがかさみ失敗、新たな製造方法を検討することから開始した。たまたま、既存事業の食品卸事業で、販売していた輸入牛肉を柔らかくする作業工程で、消化酵素に牛肉を長時間漬けすぎ溶かしてしまった失敗を思い出し、酵素でみかんを溶かしてジュースにすることを着想した。そして酵素の研究開発を重ね、このアイデアを具現化する事業を開始している。同事業は新規性が評価され、2008年には経済産業省「地域資源産業活用事業」として認定を受けている。

同社の特徴ポイント

  1. 1.食品卸市場で捨てられていたみかんを用いた食品開発市場に参入
  2. 2.《ジュース》×《捨てられていたみかん》×《酵素技術》 の組合せで事業機会を発見
  3. 3.「色」「香り」「栄養素」だけを取り出せる技術をいかして高機能食材の開発・販売へ