むすび
人口減少時代は、経済や社会、環境に大きな影響を与える一方で、持続可能な社会の実現に向けて心の豊かさやゆとりある生活を実現していく好機ととらえることもできます。
平成18年4月7日に閣議決定された「第3次環境基本計画−環境から拓く新たなゆたかさへの道−」は、経済や社会の状況の変化を踏まえた「環境的側面・経済的側面・社会的側面の統合的な向上」、人口減少の中での国土・自然との関係を考える「環境保全上の観点からの持続可能な国土・自然の形成」など、環境政策の新たな展開の方向を示しています。今後は、この計画に基づき、政府が一体となって、多様な主体とも協力しつつ、「健やかで美しく豊かな環境先進国−HERB−」を目指した取組を進めていきます。
また、このような取組を通じて、子どもを生み育てる世代をはじめ、人々が健やかで美しい環境の中で、安心して幸せに暮らすことができると希望を持てるようにすることが、少子化の流れを変えていくことにもつながるものと考えられます。
「環境の世紀」とされる21世紀の到来からほどなく人口減少時代が到来しました。人口の減少を乗り越えて持続可能な社会を構築することは、経済、社会そして環境のどの面からも決してやさしいものではありません。しかし、世界各国に先立って急激な人口減少を経験する日本において持続可能な社会が実現するならば、わが国は、世界に範を示す国際社会のリーダーとして、誇りをもって存在していくことができるはずです。

図 持続可能なまちの姿



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