環境省環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書平成26年版 環境・循環型社会・生物多様性白書状況第2部第4章>第8節 東日本大震災に係る環境モニタリングの取組

第8節 東日本大震災に係る環境モニタリングの取組

1 有害物質等のモニタリング

 大気環境については、アスベストについて、被災地における大気濃度調査を、平成25年度中に延べ489地点で実施しました。

 また、被災地の沿岸域周辺において、環境基準等は設定されていないものの、環境残留性・有害性の高い物質等を対象として、水質、底質、生物及び大気について平成25年度も引き続き調査を実施しました。海洋においては、音波を利用した海底ごみ調査を実施するとともに、流出した廃棄物の総量推計や、震災起因洋上漂流物の漂流経路、漂着時期、漂着場所等についての今後の予測を実施しました。

2 東京電力福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質に係るモニタリング

 東京電力福島第一原子力発電所の事故により環境中に放出された放射性物質のモニタリングについては、政府が定めた「総合モニタリング計画」(平成23年8月2日モニタリング調整会議決定、平成26年4月1日一部改訂)に基づき、関係省庁、福島県及び東京電力等が、連携して実施しています。また、放射線モニタリング情報のポータルサイト(http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/index.html(別ウィンドウ))において、モニタリングの結果を一元的に情報提供しています。