第7節 砂漠化への対処

国連砂漠化対処条約(UNCCD)が2006年(平成18年)に発効10周年を迎えたことに伴い、国連はこの年を「砂漠と砂漠化に関する国際年(IYDD)」と定めました。IYDDにおいては、深刻な干ばつや砂漠化に苦しむ国(特にアフリカにおける砂漠化によって被害を受けている国)に対して、国際社会の認識を高めることを目的として、各国は様々な活動を実施することが求められています。我が国も砂漠化に関する国際シンポジウムを開催するなど、積極的に対応しました。また、砂漠化の評価と早期警戒の方法や、砂漠化対処のための伝統的知識の活用方法等について検討しました。
二国間協力としては、JICA等を通じ、農業農村開発、森林保全・造成、水資源保全等のプロジェクト等を実施しました。民間部門の活動に関しては、砂漠化対処活動を行っている民間団体に対し、(独)環境再生保全機構の地球環境基金等により支援が行われました。


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