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環境技術実証事業

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自然地域トイレし尿処理技術分野
山岳トイレ技術1 山岳トイレ技術2 山岳トイレ技術3

山岳地などの上下水道、商用電源、道路等のインフラの整備が不十分な地域、または自然環境の保全に配慮が必要な地域において、し尿を適切に処理するための技術です。
一般的なし尿処理方式と異なる点は、洗浄水やし尿処理水を原則として公共用水域に放流・排水しない自然環境に配慮した技術です。
処理水を放流しないためこの処理技術は、浄化槽法に定める浄化槽には該当せず、建築基準法に規定されている"くみ取り便所"としての扱いになっています。

参考

参考:浄化槽とは

(浄化槽法第2条第1項)
 便所と連結してし尿及びこれと併せて雑排水(工場廃水、雨水その他の特殊な排水を除く。以下同じ。)を処理し、下水道法(昭和三十三年法律第七十九号)第二条第六号に規定する終末処理場を有する公共下水道(以下「終末処理下水道」という。)以外に放流するための設備又は施設であつて、同法に規定する公共下水道及び流域下水道並びに廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和四十五年法律第百三十七号)第六条第一項の規定により定められた計画に従って市町村が設置したし尿処理施設以外のものをいう。

参考:くみ取り便所とは

(建築基準法第31条)
 下水道法(昭和33年法律第79号) 第2条第8号に規定する処理区域内においては、便所は、水洗便所(汚水管が下水道法第2条第3号に規定する公共下水道に連結されたものに限る。)以外の便所としてはならない。
 便所から排出する汚物を下水道法第2条第6号に規定する終末処理場を有する公共下水道以外に放流しようとする場合においては、屎尿浄化槽(その構造が汚物処理性能(当該汚物を衛生上支障がないように処理するために屎尿浄化槽に必要とされる性能をいう。)に関して政令で定める技術的基準に適合するもので、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものに限る。)を設けなければならない。

自然地域におけるし尿問題

山岳地などでは一般的に電力供給や給水事情が悪く、従前は穴を掘り、貯留し、浸透させる方法がとられ、また、トイレが設置されていない場所では、屋外排泄も行われてきました。
一方で、近年の登山ブームで多くの人が山岳地を訪れ、 し尿による公共用水域の水質への影響、植物への影響等を懸念する声が高まっています。
こうした声の高まりを背景に、山小屋事業者、地方公共団体によるし尿処理に対する改善への取組みが始まり、同時に洗浄水や処理水を放流しないし尿処理装置も急速に開発、商品化されてきました。
インフラが未整備な自然地域におけるし尿の影響を軽減するためには、これらの技術を導入するなどして、自主的な取組が期待されているところです。

山岳トイレ技術4 山岳トイレ技術5

自然地域トイレし尿処理技術分野に用いられるし尿処理技術の分類と解説


大分類
(水の有無)
小分類
(処理方式)
特色 前処理の有無 技術説明
水使用
(水洗)
生物処理 土壌 土壌粒子による吸着・ろ過や土壌微生物を利用して処理する。(簡易水洗)
生物膜および土壌微生物を利用して処理する(簡易水洗)
薬剤添加 生物処理の補助剤として薬剤を添加する。
生物処理の補助剤として酵素剤を添加する。
カキガラ 接触剤としてカキガラを使用し、生物膜により処理する。
活性汚泥によって処理した後、膜で固液分解する。
木質 接触剤である木質チップに汚水を散水し、生物膜で処理する。
プラスチック 接触剤としてプラスチックを使用し、生物膜により処理する。(参考事例として掲載)
オゾン 接触ばっ気で処理した後、オゾンで処理する。
- - -
化学処理 - - -
物理処理 乾燥・焼却 乾燥・焼却して、粉末化する。(参考事例として掲載)
- - -
水不要 生物処理 木質 木質系接触剤の中に投入し、撹拌・送気を行い処理する。
- - -
化学処理 - - -
物理処理 乾燥・焼却 乾燥・焼却して、粉末化する。(参考事例として掲載)
- - -

※「−」は、今後実証対象技術となった場合に追加します。
※本技術分類表は、環境技術実証事業における技術の特色からの分類であり、学問的見地からの分類ではありません。
※前処理とは、あらかじめ固形物を分離したり、微生物が分解しやすくするため液状化するなど、次の処理を行いやすくするための行程を指します。

実証済の技術一覧はこちら

これまで環境技術実証事業で、実証を行った技術の実証データをご紹介します。
※環境技術実証事業は、実証された技術の保証・認証・認可等を謳うものではありません。
申請者からの製品情報については、実証試験結果の概要の最終頁をご覧下さい。
実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0902 平成21年度 TSS汚水処理システム簡易水洗方式 (株)ティー・エス・エス 山梨県北都留郡小菅村
白糸の滝駐車場
公衆トイレ
950 水使用 生物処理 土壌 本装置は消化槽と土壌処理装置で構成されている。本装置の消化槽において固液分離及び汚泥の減容化及び有機物の分解処理が行われる。水分は土壌処理装置で蒸発散され、基本的に処理水は発生しない。土壌処理の土壌は木質系のものを炭化した空隙率の高い人工土壌を使用し、効率的な蒸発散を可能としている。また、本装置は土壌への散水装置として湿潤散水装置を使用していることに大きな特徴があり、トレンチ管目詰まり頻度の低下、蒸発散の促進、処理能力の向上を可能としている。 20 4(1) 汚泥 0〜40℃ 不要 10 0 32 15 30.9 -7.7 PDF PDF
030-0901 平成21年度 TSS汚水処理システム非水洗方式 (株)ティー・エス・エス 西多摩郡
奥多摩町奥多摩湖いこいの路
いこいの広場公衆トイレ
600 水不要 生物処理 土壌 本装置は消化槽と土壌処理装置で構成されている。本装置の消化槽において固液分離及び汚泥の減容化及び有機物の分解処理が行われる。水分は土壌処理装置で蒸発散され、基本的に処理水は発生しない。土壌処理の土壌は木質系のものを炭化した空隙率の高い人工土壌を使用し、効率的な蒸発散を可能としている。また、本装置は土壌への散水装置として湿潤散水装置を使用していることに大きな特徴があり、トレンチ管目詰まり頻度の低下、蒸発散の促進、処理能力の向上を可能としている。 20 4(1) 汚泥 0〜40℃ 不要 10 0 300 100 30.6 -5.4 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0802 平成20年度 オゾン併用循環式汚水処理技術
「せせらぎ」オゾン+
(株)オリエント・エコロジー 日光市(明智平)
県営明智平駐車場公衆トイレ
1,270 水使用 生物処理 オゾン 本装置の技術的特徴は、沈殿分離・接触酸化等の生物処理を行い、さらにオゾン処理を組み合わせているところにある。沈殿分離・接触酸化等の生物処理により、SSや有機汚濁物質を除去し、この処理水をさらにオゾン処理することで、清澄な洗浄水として再利用する装置である。 10.6
(処理装置のみ)
9(4) 余剰水
汚泥
-5℃以上 商用電力 6.7 24.4 2100 360 35.3 -6.3 PDF PDF
030-0801 平成20年度 土壌・活性炭併用循環式汚水処理技術
「せせらぎ」エコ+
(株)オリエント・エコロジー 日光市(霧降高原)
霧降園地公衆トイレ
760 水使用 生物処理 土壌 本装置の技術的特徴は、沈殿分離・接触酸化等の生物学的処理を行い、さらに土壌処理及び活性炭処理を組み合わせているところにある。沈殿分離・接触酸化等の生物処理により、SSや有機汚濁物質を除去し、この処理水をさらに土壌処理し活性炭処理することで、清澄な洗浄水として再利用する装置である。 20 10(4) 余剰水
汚泥
-5℃以上 商用電力 25.4 19.2 2100 350 30.3 -6.5 PDF PDF
030-0704 平成19年度 空気自然活用型汚水処理装置(循環利用)
ホーラクリーンシステム(循環型)
(株)豊南コーポレーション 秩父盆地内
奥座山麓
266 水使用 生物処理 木質 ・処理槽本体のホーラ槽に汚水を接触させ処理が行われる。ホーラ槽内では平均水分65%の中で好気性帯、嫌気性帯を通り浄化が進む。処理水は杉のタール系の色が薄い茶色となって見えるが、活性炭で脱色のうえ便器の洗浄水として再利用し、トイレの洗浄水としては十分な水質である。
・本装置は、浄化槽のように毎日一定の使用人数を前提として処理が安定する装置と違い、平常時は使用者が少なく、花の開花期等の集客時期に多くの使用者がある場合においても、処理の安定が期待できる。
45.4 14(5) 沈殿汚泥
スカム
0〜40℃ 商用電力 19.5 20.0 242 38 41.8 -6.6 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0703 平成20年度 自己完結型バイオリサイクルトイレオーガニックビューI型
(生物処理方式)
(株)地球環境秀明 北アルプス
蝶が岳山荘
2.670 水使用 生物処理 薬剤添加 ・本装置は、汚水を生物処理し、処理水をトイレ洗浄水として再利用している。
・生物処理槽は、発酵槽と発酵合成槽で構成されており、それぞれ曝気風量を調整することにより有機物の除去を可能としている。
・生物処理槽に微生物酵素剤や増殖液を添加することで生物分解性を高めるとともに臭気発生の抑制を可能としている。
10.4 3(0) 余剰水
汚泥
-5〜40℃ 自家発電 9.0 8.0 167 132 23.4 4.3 PDF PDF
030-0702 平成19年度 沈殿分離・接触ばっ気にオゾン処理を加えた方式によるトイレ排水の再利用技術
(生物処理方式)
ネポン(株) 山梨県
昇仙峡
550 水使用 生物処理 オゾン 本装置は、浄化槽に用いられている技術を利用し、さらにオゾン処理を組み合わせたものである。
沈殿分離・接触ばっ気方式による生物処理により、SSや有機汚濁物質を除去し、この処理水をさらにオゾン処理することで、脱色効果や消毒効果が期待できるため、衛生的で清澄な洗浄水として再利用することができる。
12.9 8(3) 余剰水
汚泥
-5〜40℃ 商用電力 20.2 39.6 544 97 35.3 -6.3 PDF PDF
030-0701 平成19年度 自然エネルギーを利用した自己処理型バイオトイレ
(コンポスト処理方式)
(株)ミカサ 竹富島
カイジ浜
0 不要 生物処理 木質 本装置は、水を必要とせず、太陽光発電のみを想定した技術である。
し尿処理方法としては、し尿中の水分を木質系資材に移行して蒸発させ、同時に撹拌を行うことで好気性微生物による分解作用(好気性発酵)を期待する仕組みである。
このような技術においては、杉チップ槽内水分の偏在を防止するための混合・撹拌機能が重要であり、加えて、余剰水分を下部槽に移行し、ばっ気することとしている。
なお、処理槽を加温するためのヒーターを装備しているが、試験地域が温暖であるため、今回はヒーターは使用しないという前提条件で実証試験を行った。
3.8 2(1) 木質残渣 10〜40℃ 太陽光発電 0.0 0.4 52.1 38.1 33.0 17.0 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0603 平成18年度 バイアニクストイレ(杉チップ型バイオトイレ)技術(生物処理方式) (株)東陽網業 白糸の滝付近
(仮設置)
455 水使用 生物処理 木質 ・杉チップを嫌気・好気処理に用いた汚水処理装置である。
・汚水は装置内で分解・処理され、循環水として利用する水洗トイレである。
・余剰の水分は反応槽から蒸発させており、汚水はもとより処理水も排水しないことから環境への負荷はない。
・汚泥の発生はなく、杉チップの入れ換えの必要はない。トイレットペーパーも汚水と一緒に流して処理できる。
・悪臭の発生もない。
6.1 1(0) 杉チップ -5℃以上 常用電力 1.2 6.2 240 45 26.0 -1 PDF PDF
030-0602 平成18年度 流量調整機能付膜処理によるトイレ排水の再利用技術
(生物処理方式)
ニッコー(株) 宝登山
ロープウェイ駅
(仮設置)
213 水使用 生物処理 ・膜分離とオゾン処理により、トイレ排水を衛生的に処理水にし、その水をトイレ洗浄水として再利用するコンパクトな装置である。 膜には0.4μmの小さい孔が開いており、膜分離により、浮遊物質や大腸菌郡を除去することができ、さらにオゾン処理することで脱色・殺菌・脱臭が可能である。 ・利用者の累積に伴う余剰水は貯留槽に溜め、清掃後の張り水として用いることが可能で、水の確保が困難な地域でも一定量の初期水を投入すれば、その後水を補給することなく使用可能である。 7.11
(装置のみ)
2(1) 汚泥
余剰水
5℃以上 商用電力 2.5 6.7 87 30 32.0 -4.9 PDF PDF
030-0601 平成18年度 排水再利用処理装置
(無放流型)
(生物処理方式)
永和国土環境(株) 軽井沢
見晴台
1.200 水使用 生物処理 カキガラ 分離接触ばっ気方式+かき殻を接触ろ材とした三次処理接触ばっ気方式という技術を利用した本装置は、トイレから排水される汚水を処理し、トイレ洗浄水として再利用することが可能なシステムである。
嫌気槽で一次処理、接触酸化槽と沈殿槽で二次処理を行い、その後に三次処理として接触ろ過、沈殿ろ過、活性炭吸着を行う。
三次処理に用いているかき殻は比較的表面積が大きいため、接触ろ材として機能すると同時に、かき殻から溶出するアルカリ分でPHの安定化を図る。
27.8 4(2) 余剰水
汚泥
使用済活性炭
-10〜40℃ 商用電力 12.4 13.3 677 200 23.8 -12.4 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0404 平成16年度 生物(好気性)
土壌処理方式
第一公害プラント(株) 上高地
横尾山荘
1.620 水使用
(簡易水洗)
生物処理 土壌 本装置は、山小屋の便槽から抜き取ったし尿を無希釈のまま30℃に加温しながら約1ヶ月ばっ気処理し、その処理水をトレンチを用いて土壌浸透処理するものである。
本装置では、月1回行われる便槽からのし尿の抜き取りとそのばっ気槽への投入、ばっ気処理水のトレンチへの移送以外ほとんど維持管理を必要としない。
初回のばっ気処理の際は、し尿処理施設から搬入した汚泥あるいは微生物製剤を用いたシーディングを行うが、2回目以降は直前のばっ気処理水の一部をシーディング剤として用いる。
本装置について、メーカーが保証している処理性能は、ばっ気処理後のBOD除去率95%以上、土壌浸透後の雨水の希釈を含めた見かけのBOD除去率99%以上である。
100.0 26(4) なし 0℃以上 自家発電 10-20 30.0 187 62 25.7 -18.3 PDF PDF
030-0403 平成16年度 洗浄水循環式し尿処理システム
(土壌処理方式)
(株)リンフォース 丹沢
鍋割山
1.273 水使用
(簡易水洗)
生物処理 土壌 ・本装置は、土壌粒子による吸着やろ過作用、あるいは土壌微生物の代謝作用等を利用して汚染を洗浄する方式である。適切な条件下では、有機物のほか窒素、リンなどの除去も期待できる。
・酵素剤を添加することで固形物を液化させ、生物分解性を高めている。
・商用電力がない場所でも設置ができ、処理水の循環に圧力式の足踏みポンプを用いるところに特徴がある。
57.0 3(1) 汚泥 0℃以上 太陽光発電 8.0 0.05 79 41 29.2 -10.7 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0402 平成16年度 生物処理方式
(かき殻を利用した浄化循環式トイレ)
(有)山城器材 富士山
東富士山荘
2.000 水使用 生物処理 カキガラ 本装置の技術的特徴は、処理槽内の接触ろ材として、かき殻を使用し、洗浄能力を高め、懸濁物を吸着させている。
また、かき殻がごく微量づつ溶け出すことにより循環水を中性に保つことができる。
トイレの洗浄排水は排水処理装置に流入する。
排水処理装置は、初期貯留槽、嫌気ろ床槽、6槽の接触ばっ気槽、最終貯留槽からなり、主たる処理性能は好気性微生物による生物処理である。
各槽の有効水深は1.5〜1.65m、総有効容量は約20m3、水理学的滞留時間は約7日間となる。
この間に再利用可能な水質まで高度に処理されて給水ポンプにより洗浄用水としてトイレに送水される。
33.4 4(2) 汚泥 -20〜40℃ 自家発電 20.0 13.9 723 82 25.2 -6.6 PDF PDF
030-0401 平成16年度 化学処理方式 (株)オリエント・エコロジー 日光
中禅寺湖西岸
1.270 水使用 生物処理 薬剤添加 本装置は、最初の稼働時に一定量の初期水を用意することで、給水、排水を必要とせず、使用時の水を循環させながら、汚水を沈降分離、浮上分離、酸化分解等を行い、水洗トイレとして利用できる。
使用開始時に臭気抑制剤を添加し、PHを低く保つことで、臭気の発生や大腸菌増殖を抑制する。
ただし、一定量の利用後、貯留した汚泥と循環水を合わせて、汲み取りが必要となる。
44.4 4(2) 汚泥
循環水
-5℃以上 商用電力 5.4 13.7 254 280 28.5 -3.6 PDF PDF

実証番号 実施年度 技術名 申請者名 実施試験場所 標高
(m)
大分類 小分類 特色 技術概要 設置面積
(m2)
(建物含む)
トイレ室数
()は小便器数
搬出が必要なもの 申請稼動温℃ 実施試験期間中の稼動状況 実証試験
結果の概要
実証試験
結果報告書
水使用の
有無
処理方式 電力供給方法 初期水量(m2) 消費電力量
(kWh/日)
利用者数(実証値) 温度(期間中のみ・
冬期閉鎖中は含まず)
集中時
平均
(回/日)
平常時
平均
(回/日)
最高気温 最低気温
030-0302 平成15年度 オガクズを用いた乾式し尿処理装置
(コンポスト処理方式)
(株)タカハシキカン 立山
大汝山
3.000 水不要 生物処理 木質 ・コンポスト処理方式は、オガクズやチップなどの木質系資材を投入し、し尿中の水分を投入資材に移行させることにより腐敗性を低下させるものである。
し尿中の汚濁物質は、多孔質で空隙率の高い木質系資材の空隙に蓄積される。 強制的に攪拌や送気を行うことにより好気性微生物による分解作用(好気性発酵)を期待する。
・本装置の技術的特徴は、小便利用が多いことに配慮して、ヒーターによる加温対策が施されていること、および用便後利用者がスイッチを作動させることにより一定時間攪拌装置が作動する機能を有し、混合攪拌が効果的に行えることである。
9.9 1(1) オガクズ -20〜30℃ 自家発電 0.0 6.6 73 27 15.9 4.5 PDF PDF
030-0301 平成15年度 土壌処理方式 (株)リンフォース 立山
一ノ越公衆トイレ
2.700 水使用
(簡易水洗)
生物処理 土壌 ・本装置は、土壌粒子による吸着やろ過作用、あるいは土壌微生物の代謝作用等を利用して汚染を洗浄する方式である。適切な条件下では、有機物のほか窒素、リンなどの除去も期待できる。
・酵素剤を添加することで固形物を液化させ、生物分解性を高めている。
・商用電力がない場所でも設置ができ、処理水の循環に圧力式の足踏みポンプを用いるところに特徴がある。
155.7 8(3) 汚泥 0℃以上 太陽光発電 10.0 0.15 1194 425 22.6 2.2 PDF PDF

自然地域トイレし尿処理技術導入事例データベース


<利用上の注意点>

 この事例データベースは、環境技術実証事業における実証済み技術と自然公園における環境省及び地方公共団体が設置した非放流式し尿処理技術の導入事例を下記のア〜キの7つの視点で分類したものです。
 なお、本データベースは技術を評価したものではないので、技術選択のための参考情報であることに留意して活用してください。(適切な技術を選択するためには、その他様々な視点から複合的に検討することが必要です。)

<分類>

ア)全体を見る
⇒ データベース一覧
イ)電力の必要性で見る
⇒ 商用電源自家発電設備自然エネルギー(太陽光、風力、他)不要
ウ)水の確保方法で見る
⇒ 公共水道雨水、雪解け水井戸等運搬不要
エ)輸送方法で見る
⇒ 自動車ヘリコプター人力左記以外
オ)最低気温で見る
⇒ −5℃以上−5℃より低い
カ)設置エリアで見る
⇒ 山岳山麓(車両可)海浜離島左記以外
キ)処理方式で見る
⇒ 下記の「特色」をクリックすると表示されます。
処理方式 特色 技術説明
生物処理 土壌 土壌粒子による吸着・ろ過や土壌微生物を利用して処理する。
生物膜および土壌微生物を利用して処理する。
薬剤添加 生物処理の補助剤として薬剤、酵素材を添加する。
カキガラ 接触材としてカキガラを使用し、生物膜により処理する。
活性汚泥によって処理した後、膜で固液分解する。
木質 接触材である木質チップに汚水を散水し、生物膜で処理する。
物理処理 乾燥・焼却 乾燥・焼却して、粉末化する。
  上記以外 -

※ 本技術分類表は、環境技術実証事業における技術の特色からの分類であり、学問的見地からの分類ではありません。

上記の他、自然地域で主に利用されているし尿処理方法

技術タイプ 特徴/留意点
携帯トイレ 排泄物をパッキングして持ち帰る。回収・廃棄には、地元自治体との調整が必要。
カードリッジ式 汚水をカードリッジ式のタンクに貯留し、ヘリ等によって山麓等に下ろして汲取る。
浄化槽 浄化槽法に基づく点検・管理が必要。処理水の放流先が必要。 環境省浄化槽サイト
環境省へ