対象分野 | 助成・トラストを行う団体 | |
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事業者コード | K164 |
プロフィール
活動ホームページ | 愛岐トンネル群保存再生委員会のホームページ(外部サイト) | |
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所在地(都道府県) | 愛知県 | |
問合せ先名称 | ポトス春日井版編集室内 事務局 | |
電話番号 | 0568-87-6533 | |
設立の目的・課題認識 | 「放棄・産業遺産」のレンガ随道、「大自然」が復活した廃線跡。両者と人間の共生で生物多様性を核にした三者関係を構築。従来の行政主導型を排し、あえて厳しい市民主導で民意を喚起することを目指します。 | |
活動実績 | 2年間の活動で発掘調査済みの4基を3度市民公開を実施。350人、730人、3000人と公開の都度、評価が高まり市民の熱意・盛り上がりを感じます。またシンポジウムや展覧会を通して理解を深めています。報道各社も好意的に記事掲載を繰り返し、地元・中部大学が全面協力してくれるなど民間サポート体制も万全です。 | |
特記事項 |
家電エコポイント寄附の活用
事業・プロジェクト名 | 旧国鉄中央線の廃線とトンネル群からなる産業遺産保存と自然再生活動 | |
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家電エコポイント寄附の使い途 | 平成19年まで放棄された13基の明治のレンガ製随道群は経産省「近代化産業遺産続33」認定など日本最大規模の鉄道遺産として再評価。8キロの廃線の直径30cmを超す樹木や数百本のモミジが繁茂し豊かに復活した自然と遺産群が共生する全国でも珍しい場所に育ち、ナショナルトラスト運動で保存再生を行います。 | |
寄附額に応じた活動例 | 1円以上の場合 | 民有地である廃線跡5万坪を買取り、自然と産業遺産群を市民の手で護るトラスト基金の一部に算入します。 |
事業報告
2009年度
環境寄附 対象期間 |
環境寄附開始時点 から 2010年4月振込分 まで | |
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対象期間の 合計寄附額 |
\65,197 | |
実際の 環境寄附の 使い途 (使用対象 及び成果等) |
4年前に発見した旧国鉄中央線の廃線とトンネル群。半世紀の眠りから目覚めたこの施設は明治時代の貴重な鉄道遺産で、日本最多の13基が現存する重要文化財級の遺産であることが判明しました。また廃線上には数百本のモミジが自生、その他400種を超える草花・昆虫類が住む豊かな自然の宝庫になっています。遺産と自然が「共生」する姿を市民に広く公開したいと、この5haの敷地を市民の浄財で買い取る「ナショナルトラスト運動」を展開し、すでに7千人以上の市民から目標額の50%の浄財が集まっています。環境寄付もまた全額をその基金に算入しています。今後は子どもたちへの情操教育のための「学びの場」、8キロあまりの自然豊かな緑のトンネルウォーキングロードとして、中部を代表する観光資源としての再生を目指します。(H22年春・秋の特別公開6日間 17,932人参加) |
2010年度
環境寄附 対象期間 |
平成22年5月 から 平成23年4月振込分 まで | |
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対象期間の 合計寄附額 |
\823,370 | |
実際の 環境寄附の 使い途 (使用対象 及び成果等) |
(概要)愛知・岐阜の県境廃線敷を5年前に発見して以来、毎年春・秋の特別公開を通じて、鉄道産業遺産の市民へ保存再生の理解を深めています。昨年秋の公開には全国20都府県から5日間に15,000人が訪れました。目標は、この施設群を活用した観光地化であり、同時に周辺地域の活性化です。お蔭で23年秋には全国コンテストである「土地活用モデル大賞 審査委員長賞」、今年は国土交通省の「手づくり郷土賞」を受賞、全国的な認知が進んでいます。 (用途)寄付金は廃線敷地を民間所有者から買取る「ナショナルトラスト運動」基金の一部へ充当しています。平成21年からの募金活動により3年間で1200万円の浄財が1万人以上の市民から寄せられ、数年後には廃線が買い取れるものと思いますが実績と評価を高めて、最終的には地元自治体へ”無償譲渡”し、将来の産業遺産の観光地への自立を目指します。 |
2011年度
環境寄附 対象期間 |
平成23年5月振込分から平成24年9月振込分まで | |
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対象期間の 合計寄附額 |
\548,038 | |
実際の 環境寄附の 使い途 (使用対象 及び成果等) |
■概要 愛知と岐阜の両県に跨る旧国鉄の中央本線の廃線8キロを再生させるため、市民による発掘・保存活動を繰り広げています。経済産業省から「近代化産業遺産続33」に認定、国土交通省の「郷土手づくり賞」を受賞、さらに昨年から文化庁から文化財建造物活用事業の受託しました。廃線の一部は現在民間所有地であり、この敷地を買取り、地域に還元しようと募金活動も同時に進めています。 ■使途 下記の基金に算入させていただきました。 ナショナルトラスト・トンネル群再生基金 H21年5月より募金受付開始 基金額 25年3月現在 14,519,980円 +2,225,714円 (24年同月 12,294,266円 +4,110,763円) (23年同月 8,183,503円 +4,378,254円) (22年同月 3,805,249円) ■効果 現地の再生状況を理解いただくため、年2回の一般公開を実施しています。 第7回 2011/4/26~5/1 6日 6,683人 第8回 2011/11/23~27 5日 15,591人 第9回 2012/4/26~30 5日 11,559人 第10回 2012/11/22~27 6日 19,460人 入場者からも寄付金を募り、廃線の買取りをめざしています。 |