環境省
国連ESDの10年促進事業 国連持続可能な開発のための教育の10年促進事業
問合せ先
国立大学法人 東京海洋大学 海洋科学部
担当:川辺
E-mail:kawabe@kaiyodai.ac.jp
関連リンク:
江戸前の海 学びの環づくり

<実施概要>

<活動のプロセス>

江戸前の海(羽田から船橋にいたる東京湾奥部沿岸地域)

地域の特徴:東京湾を面で結ぶ沿岸地域

江戸前の海、学びの環づくり

東京湾沿岸域の博物館、NPO、教育関係者、漁業従事者などと一緒に、「寺子屋」(ワークショップによる理解の共有)を軸に「耳袋」(体験の共有)と「カフェ」(知識の共有)により、持続可能な沿岸海洋の利用のありかたを考えていきます。また、この実践を通して、学校・博物館を拠点に地域でESDを実践していく「江戸前ESDリーダー」の養成にも取り組みます。
江戸前ESDは、地域の小学校との連携活動を始めました
2007-10-09

9月〜10月は、港区および大田区立小学校の「総合的な学習の時間」(総合学習)との連携を中心に活動しました。

「港区運河めぐり」への参加
港区については、9月18日、「港区運河めぐり」に東京海洋大学(海洋大)教員2名、学生3名、協議会メンバー2名が参加しました。これは、港区青少年委員であり、江戸前ESD協議会メンバーでもある漁業者の方が、区立芝小学校の児童たちに、運河から自分たちの町を見せることを目的に、約10年間続けておられる活動です。当日は、3年生児童30数名が引率の先生4名と金杉橋から乗船、芝浦運河から海洋大のすぐ横を流れる高浜運河を通り、天王洲〜お台場、海面ゴミ処分場を見ました。子供たちは海から見る町の様子に大興奮、同乗させていただいた私たちも、江戸前ESDと小学校の学びを今後、どう結び付けていくのか、たくさんのヒントをいただきました。

江戸前ESD「カフェ」第1号
大田区とは、今年4月にオープンした区立「大森ふるさとの浜辺公園」を活動の場とした総合学習のプログラムが、「江戸前ESDカフェ」として実施されました。9月5日「第2回ふるはまワークショップ」にて、実施内容や準備などの話し合いを行いました。前もって学習用パワーポイントの作成、学生スタッフの研修などの準備を万端整え、10月2日、大田区立大森東小学校の1〜4時間目の授業で、海洋大教員2名、学生9名、協議会メンバー2名による、江戸前ESD カフェを開催し、6年生全員(47名)が参加しました。
プログラムは下記のとおりです。

【プログラム】(要約)
第1部 パワーポイントによる事前学習(小学校の特別活動教室)
大森付近を中心に東京湾の歴史、環境の変化や生き物の変遷、プランクトンと「赤潮」「青潮」の関係などを話しました。
第2部 「大森ふるさとの浜辺公園」にてサンプリング(水の採取)
小学校から徒歩5分ほどの浜で水を汲み、プランクトンネットを使ってろ過した、プランクトンの採取を行いました。
第3部 顕微鏡による生き物(採取プランクトン)の確認とふりかえり(小学校理科室)
大学から運んだ光学顕微鏡の使い方や、スライドグラスの作り方を教えました。見えたプランクトンを図鑑で確認したり、スケッチしたりしました。次にCCD 顕微鏡を使って、プロジェクターに映し出したプランクトンを見ながら、解説をしました。さらに、パワーポイントを使ってプランクトンの種類や特徴を紹介し、「水中の食物連鎖」や「生物の生態系」の話をしました。

参加した児童からは、「食物連鎖という意味が、よくわかった」、「赤潮がどうして発生するのか、勉強になった」という感想が多く出され、中には、「水をきれいにするために、ゴミを出さないようにしたい」と発展的な意見を述べる児童もいました。小学校の先生からは、「学校にも顕微鏡はあるが、頻繁に使ったり、ゆっくり見たりという機会が、なかなか持てなかった。貴重な体験ができて、本当によかった」と感謝のお言葉をいただきました。
今回はじめて、小学校で江戸前ESDカフェをおこない、手探りの状態ながらも大きな手ごたえを感じることができました。これから新たな可能性を広げるとともに、話し合いの中で、活動内容を充実させてゆきたいと考えています。

運河めぐりの風景
運河めぐりの風景

江戸前ESDカフェ1
江戸前ESDカフェ1

江戸前ESDカフェ 2
江戸前ESDカフェ 2


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江戸前ESD第1回協議会
2007-09-07

江戸前ESDは、4月からいろいろな活動を始めています。

江戸前ESDの活動: 2007年4月〜8月
4月 海洋大学生、大田区大森ふるさとの浜辺公園(以降、ふるはま)での環境学習活動に参加開始。
5月21日〜25日 英国ボーンマス大学から沿岸域管理研究者、実務者の方々が4名来学、1週間の滞在中に東京湾を視察し、前後に沿岸域管理セミナーを2回開催。
6月18日 海洋大学生企画「『ふるはま』で私たちに何ができるか」ワークショップ開催。
7月10日 海洋大で江戸前ESD第1回協議会を開催。
8月2日 港区教員研修にて、12〜13名の小中学校の先生を対象に「ワークショップで学ぼう!江戸前の海〜持続可能な沿岸海洋のための教育〜」実施
7月23日〜〜 8月30日 江戸前ESD企画展 『江戸前を知ろうー「むかし」と「いま」の東京湾ー』を海洋大水産資料館・図書館と共催。
8月6日 第1回「ふるはまワークショップ」開催。今年度のふるはまでの具体的な活動計画について話し合う。
8月22日 江戸前ESD企画展の一環として、 サテライト企画講演会『東京湾を語ろう』 を水産資料館で開催。

ここでは特に、7月10日に東京海洋大学(海洋大)品川キャンパスで開いた、江戸前ESD第1回協議会について紹介します。
 当日は、本学教職員・学生だけでなく、船の科学館、大田区立郷土博物館、NPO法人地域パートナーシップ支援センター、NPO法人エコ・コミュニケーションセンター、港区の漁師さんなど多くの方々にご参加いただき、
1.あいさつ(河野博、海洋大教授)の後、
2.課題提起として、
(1)活動状況報告と前回1月20日ワークショップのふりかえりを行い、
(2)ご参加の方々から近況ご報告をいただき、
(3)江戸前ESDのキーワード@ゆたかな江戸前の海(河野教授)およびA私たちの協働(池田玲子、海洋大教授)について理解の共有を図ってから、
3.グループ・ディスカッション「協働でおこなう活動企画書をつくろう」を行いました。
 グループ・ディスカッション(写真をご覧下さい)では、港区と大田区の2グループに分かれ、「それぞれの地域で江戸前ESDとして何ができるのか」について話し合いながら、今後のおおまかな活動計画をつくりました。
港区のグループでは、湾岸を縦横に走る運河を身近な活動の場としての意見が活発に出されました。ここでは、最終目標を「海洋大の関与なしで、住民が環境啓発の循環を生み出せる流れをつくる」とし、そのための住民参加や地元小中学校と海洋大との関わり方について、時間軸と海洋大の関与の度合いの二つの軸に沿って模索しました。
一方、大田区のグループでは、今年4月にオープンした「大森ふるさとの浜辺公園」とを活動の場とした議論が繰り広げられ、「経済・暮らし、食、自然、安全・安心」という4つの視点からの活動を基本に、「お祭り」という場で総括しようという提案がなされました。
江戸前ESDの活動は、昨年開始したばかりですが、「持続可能な江戸前の海」のために、私たちにできそうなこと‐可能性‐は、集まって話し合うたびにふくらんでいきます。これから、東京湾沿岸域の地域住民の方々、漁業者の方々、学校、博物館、水族館、市民団体、学生と教職員をどんどん巻き込みながら、この活動を具体的に充実させてゆきたいと考えています。

ワークショップ風景
ワークショップ風景

ワークショップ風景
ワークショップ風景

大田区活動イメージ
大田区活動イメージ


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はじめに
2007-08-01

このスペースには、今後各地域の活動様子、
地域の主体者や参加者が感じたこと
今後の予定、イベントの案内など
さまざまな活動のプロセスについて、
地域の人たちによりブログとしてアップされる予定です。
ぜひ生き生きとした地域の取組の報告を楽しみにしていてください。

昨年の活動の様子
昨年の活動の様子


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