みどころ紹介
雲仙地域
雲仙岳

[平成新山(奥)と夏緑樹林]
雲仙岳は三峰五岳(妙見岳、普賢岳、国見岳の三峰、野岳、九千部岳、矢岳、高岩山、絹笠山の五岳)とも言われ、雲仙一帯の山岳の総称です。
普賢岳では、平成2年から活発な火山活動が始まり、噴火するに至りました。粘性の高い溶岩はドーム状の岩塊を形成し、またその崩落により火砕流が度々発生し、山腹斜面および島原市街に大きな被害をもたらしました。
成長した溶岩ドームは平成新山(1483m)と名づけられ、島原半島の最高峰となっており、下部の火砕流跡地とともに、新たな火山景観を構成しています。
また、雲仙岳一帯は標高が高く、九州では珍しく夏緑樹林が広がっており、グリーンシーズンを通じて、様々な草花、野鳥等を観察することができます。カエデ類をはじめ紅葉する樹種も多く生育しており、秋には優れた景観を見ることが出来ます。例年2月頃には山上の樹木に霧氷が生じ、地元では「花ぼうろ」と呼ばれ、冬季の雲仙を象徴する景観として親しまれています。
ミヤマキリシマ群落

[宝原園地ミヤマキリシマ]
ミヤマキリシマは長崎県花にもなっている、美しい花を咲かせるツツジ科の低木です。
雲仙一帯には同種が広く自生しており、池の原、宝原、仁田峠等では特に多く、一面に群落を形成しています。
例年、5月中〜下旬頃が花の見ごろとなりますが、開花は標高が低く気温の高い地獄周辺から始まり、標高の高い群落へと進んでいくため、比較的長い期間、花を楽しむことが出来ます。
地獄景観
雲仙温泉周辺では、硫化水素や二酸化炭素を含んだ水蒸気の噴出が各所で起こっています。噴気の盛んなところでは、植物は生育できず、荒涼とした岩石地が広がる、いわゆる“地獄”を形成しています。
一帯では硫黄の臭気が鼻をつき、噴気孔付近の岩石は変質して脆くなっていたり、硫黄や湯の花が付着していたりします。また、噴気のみでなく、温泉が湧出する箇所も多く、雲仙温泉の泉源としても利用されてきました。
地獄には古くより様々な謂れがあり、場所により八万地獄、清七地獄、大叫喚地獄など、謂れにちなんだ名称で呼ばれています。一帯は中世のキリシタン弾圧の場としても知られており、地獄内には殉教碑も建立されています。
また、地獄の周囲には、シロドウダンをはじめとするツツジ科の低木が多く生育しており、初夏には美しい花を咲かせます。
天草地域
松島

[松島(千元森嶽より)]
天草上島と大矢野島の間は、典型的なリアス式海岸で静かな海に多くの島が浮かぶ多島海景観が広がり、日本三大松島の一つにあげられています。高舞登山や千巌山からはそれらの眺望を楽しむことができ、海岸では干潟・磯遊びや海水浴を楽しむこともできます。天草ビジターセンターがあり、天草での自然の楽しみ方が紹介されています。
観海アルプス

[観海アルプス(白嶽より)]
天草上島の東海岸沿いは、断層の活動や土地の隆起によって一方には急な崖、他方には緩やかな斜面をもつ地形が連なり、その稜線は九州自然歩道の観海アルプスコースとして登山者に親しまれています。その途中にそびえ、巨岩がむき出しになった特異な山容をもつ白嶽や龍ヶ岳、倉岳にはキャンプ場が整備され、気軽にその景観を楽しむことができます。
西海岸

[西海岸(十三仏公園より)]
天草下島の西海岸では、直線的な海岸が天草灘の波浪に洗われた海食崖が発達し、断崖が切り立ったようにそびえ立つ豪壮な外洋景観となっています。妙見浦は、高さ80m余の砂岩と礫岩の互層からなる海食崖が連なり、海上には妙見浦の洞門、洞窟などの奇勝が見られます。
富岡
天草下島北西端に突き出した陸繋島の半島で、平坦な陸系砂州が発達し、先端の曲崎には見事な砂嘴がのびています。半島の南西側はリアス式海岸で、岩礁や海食崖が発達しており、その海には色彩鮮やかな海トサカ類が多く、熱帯魚の群遊も見られることから海中公園地区に指定されています。
富岡城趾には富岡ビジターセンターがあり、天草での自然や歴史の楽しみ方を紹介しています。
牛深

[牛深海中公園周辺]
海岸線は入り江が多く変化に富んでおり、背後の山地は照葉樹林を主とする森林に覆われています。サンゴ類や熱帯魚等の種類が豊富で、それぞれに異なった特色を持つ9つの海中公園地区が指定されています。グラスボートで海中公園の景観を楽しむことができます。
長島

[長島(高串崎より)]
八代海の南部に浮かぶ長島は、リアス式海岸特有の地形、景観を持ち、その岬にある高串崎は、それらの景観だけでなく長島海峡や海峡に浮かぶ島々、対岸の天草下島を望む展望地となっています。