みどころ紹介
十和田・八甲田地域
十和田湖
外輪山に囲まれた静かな湖面、それぞれ独特の姿をした中山半島と御倉半島、水際まで繁茂する湖畔林、それらが織りなす風景美は人々を引きつけます。
湖畔沿いには利用拠点となる地区が点在しています。中でも、中山半島のつけ根にあたる休屋地区には、十和田湖の自然をわかりやすく紹介するビジターセンターをはじめ、自然散策路、遊覧船乗り場や宿泊施設など、自然とふれあうための施設が整備されています。御前ヶ浜にたたずむ乙女の像(高村光太郎作)も有名です。また、春から秋のシーズン中は毎朝、地元ガイドが案内する早朝自然ガイド(無料)が開催されており、誰でも気軽にすがすがしい朝の散歩を楽しむことができます。
この他、生出地区にはキャンプ場、湖の西岸には自然散策路、湖畔道路沿いには見晴らしのよい展望台などが整備されており、それぞれの目的に応じて、十和田湖の自然を満喫することができます。

[遊覧船]

[湖畔散策路]

[十和田湖とハクチョウ]

[展望台(瞰湖台)からの眺め]

[太陽広場]

[早朝自然ガイド]
奥入瀬渓流
十和田湖の子ノ口から流れ出る奥入瀬渓流は、ブナやカツラ、トチノキなどの自然林に包まれながら14km下流の焼山まで流下します。
渓流沿い整備されている自然散策路をゆっくりと歩けば、変化に富んださまざまな流れ、苔むした岩や朽ち果てた木々、その上に芽生える新たな生命、両岸の断崖から落ちるいつくもの滝、樹間から聞こえる鳥のさえずり・・・、壮大な景観を前に、古より引き継がれてきた自然の営みを肌で感じることができます。
十和田湖や奥入瀬渓流を全国に広め、この地をこよなく愛した文人・大町桂月も「住まば日本 遊ばば十和田 歩きゃ奥入瀬三里半」と、渓流を歩いて散策することの楽しさを詠んでいます。
渓流沿いには、奥入瀬渓流館や休憩所、トイレなどの施設が整備されています。
- 施設案内:自然散策路、奥入瀬渓流館、石ヶ戸休憩所

[エンレイソウ]

[銚子大滝]

[渓畔林]

[キセキレイ]

[白絹の滝]

[渓流美]
八甲田山
八甲田山はひとつの山ではなく、北八甲田連峰と南八甲田連峰の総称です。深いブナ林とアオモリトドマツ林に覆われ、初夏には、緩やかな山腹斜面にチングルマやキンコウカなどの高山植物が一斉に咲き誇ります。また、点在する池沼や湿原、モンスターと呼ばれる樹氷など、四季を通じて変化に富んだ自然景観を楽しむことができます。
八甲田山には、山麓からロープウェイや登山道、自然散策路などが整備されており、それぞれの目的や体力に応じて、八甲田の豊かな自然を体験することができます。山岳スキーやスノーシューなど、ウィンタースポーツも盛んです。
最大の利用拠点である酸ヶ湯地区には、自然の情報や登山ルートなどを紹介するインフォメーションセンターをはじめ、キャンプ場などが整備されています。
広大なブナ林と静寂な沼が点在する蔦温泉の一帯は、国設の「蔦野鳥の森」に指定されており、沼めぐりや野鳥観察などの自然散策を楽しむことができます。
八甲田の山麓には、酸ヶ湯、蔦などの温泉地が点在しており、それぞれ素朴な湯治場の雰囲気を漂わせています。

[冬の八甲田]

[チングルマ]

[櫛ヶ峯]

[蔦温泉]

[ルリビタキ]

[田代平湿原]
八幡平地域
高層湿原と八幡沼

[八幡沼]
見返峠駐車場を出発し整備された遊歩道を進むと八幡平の典型的な高層湿原を見ることができます。標高が高く寒冷で水分が多いためにミズゴケなど植物遺体の分解が遅く厚い泥炭層が積み上がって横から見るとレンズ状に盛り上がって見えます。湿原の中央部には水蒸気爆発によってできた数個の火口に周囲の湿原から流出した水を蓄えてできた東西600メートル、南北200メートルの八幡沼が広がっています。
このルートは様々な高山植物を見ることのできる絶好の観察路となっています。
後生掛自然研究路

[泥火山]
後生掛温泉の前から良く整備された遊歩道一周、約40分で地熱活動に起因する様々な珍しい現象を見ることができます。「オナメ・モトメ」と呼ばれる噴気・噴湯現象、活発な活動で移動を続け遊歩道を飲み込んでしまった「大湯沼」、日本一の規模といわれる「泥火山」等が次から次へと目の前に現れます。足下には硫気に強いイソツツジやヤマタヌキランなど火山地帯特有の植物が見られます。
大沼自然研究路

[大沼]
八幡平ビジターセンター前に広がる東西200メートル、南北500メートルの大沼は2組の断層が交差して陥没した跡に水がたまって形成された「断層湖」であるといわれています。その周囲に湿原が発達しミズバショウやワタスゲなど多くの湿性植物が見られます。沼の周囲は山地帯から亜高山帯への移行帯でアオモリトドマツ、キタゴヨウの針葉樹、ブナ、タムシバなどの広葉樹の他、湿性を好むヤチダモ等多様な樹林で構成され四季それぞれに異なった魅力的な景観を呈します。
焼山

[焼山]
八幡平西部に位置する焼山(標高1366メートル)は今でも噴気など活発な火山活動を続けています。
巨大な玉川カルデラ上に噴出した二重式火山であり溶岩円頂丘の「鬼ヶ城」とコバルトブルーの水を湛えた火口湖が俯瞰できます。付近は地熱と強い酸性のため荒涼とした裸地が広がっていますが徐々にコメススキなどのパイオニア植物が進入しはじめているのがわかります。
秋田駒ケ岳

[秋田駒ケ岳 阿弥陀池]
十和田八幡平国立公園の南端に位置し最高峰の男女岳(標高1637メートル)の他、男岳、横岳、女岳等の複数の外輪山やカルデラ火口丘を総称して秋田駒ヶ岳と呼んでいます。豊富な高山植物群として有名で山頂周辺は国立公園の特別保護地区で厳重に保護されており、国の天然記念物の指定も受けています。特にコマクサとタカネスミレの大群落には目を奪われます。
乳頭山

[笊森山から乳頭山方面]
岩手側から見るとその姿から「烏帽子岳」とも呼ばれています。標高は1478メートルですが頂上からの景色が素晴らしく秋田駒ケ岳から岩手山、裏岩手縦走コースの先に八幡平のなだらかな姿が遠望できます。山麓の北西に「田代平」、南東に「千沼ケ原」と貴重な湿原がみられるのも特徴です。個性豊かな乳頭温泉郷を登山基地に体力に応じたアプローチが選択できます。
玉川温泉

[玉川温泉]
源泉の温度が98℃、pHが1.1という強酸性質の温泉。毎分9000メートルという日本一の湧出量を誇っています。温泉前から自然研究路が伸びており硫黄が沈着して黄色い口を開けたガス噴気孔を間近に見ることができます。この付近、岩盤浴の為に訪れる湯治客の姿も目立ちます。ラジウムを含んだ珍しい「北投石」が発見されたことでも有名です。
岩手山

[岩手山]
岩手山は、盛岡方面から望むと、険しい火山の東側に端麗な半身姿の薬師岳が一段高く望まれ、南部片富士の名で親しまれている。山頂に立つと360度の展望が開け、秋田駒ヶ岳や八幡平、早池峰をはじめ、遠くには鳥海山を望むことができる。山頂の火口壁をまわる「お鉢廻り」には、63基の観音像があり、古くからの信仰の山としての面影が伺える。
また、岩手山の長い形成の歴史と複雑な地質のため、多種類の高山植物が生育し、6月から8月を中心に花々を鑑賞できる。