Shiretoko National Park
知床国立公園
知床五湖には年間約50万人の方が訪れます。ここでは夏期中心に利用者が集中しゆっくりと知床五湖の良さを味わっていただけないことや、安全な利用とヒグマの生息環境の両方を維持しなければならないことが大きな課題となっています。訪れる皆様に快適に知床五湖を楽しんでいただけるよう、ここでの取組みをご理解いただき、ご協力をお願いいたします。


ヒグマが出没した時に追い払い等の対応をとるために順路が決められています。
ヒグマを誘引し、人身事故を招くおそれがあります。またキツネなどの野生動物の生態に悪影響を及ぼします。
踏み痕ができてしまうと植生は簡単には回復しません。写真は道から外れずに撮影しましょう。
雨が降れば土の歩道はぬかるみます。クツが汚れて困る方は、高架木道・展望台をご利用ください。
ヒグマやエゾシカに遭遇した時に、彼らを興奮させ他の人も事故に巻き込む恐れがあります。
知床は世界的に見ても、ヒグマの生息密度が非常に高い地域です。その中で、知床五湖には年間約50万人もの方が訪れています。知床五湖を利用する人々の安全をどう守るかが課題となっていました。また、お盆の時期やシルバーウィークには、知床五湖の遊歩道内で渋滞が起きるなど、知床の自然をゆっくりと楽しむことさえできずにいました。
そこで、平成17年から、地上遊歩道とは別に、高架木道が作られ始め、平成22年には1湖畔までの全長800mが開通しました。高架木道脇には電気柵が設置されており、ヒグマの影響を受けることなく、安全に知床の雄大な自然を楽しむことができます。
そして、平成23年からは、「利用調整地区制度」が知床五湖に適用されます。以前まで、ヒグマの出没があると、地上遊歩道は閉鎖されていました。特に五つの湖を全周するルートは、夏場はほとんど利用することができませんでした。せっかく知床まで来られた方々に、知床五湖を体験してもらうためにはどうしたらいいか。その問題を解決するために、この制度の導入となりました。
ヒグマへの対処の技術を持った登録引率者のツアーに参加することで、ヒグマがよく出没する時期(ヒグマ活動期:5月10日〜7月31日)でも、知床五湖を楽しんでいただくことができるようになりました。また、8月1日〜10月20日は植生保護期としています。植生への踏みつけなどの防止、ヒグマに対する基礎知識の普及のために、事前レクチャー(約10分)の受講を義務付けています。同様に一度に入る人数を制限することで、静寂な知床五湖をゆっくりと楽しむことができるようになっています。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
平成23年5月から、新しい制度が始まりました。知床五湖の開園期間はヒグマ活動期・植生保護期・自由利用期の3つに分けられています。
開園中は、手続きを必要とせず無料で誰でも自由に散策できます。高架木道脇には電線が張られていて、ヒグマがあがってこれないようになっていますので、安心して楽しむことができます。また、バリアフリー対応ですので、車いすでの利用も可能です。
高架木道の全長は800m(往復約40分)で、展望台が3つあり、最終地点の湖畔展望台までいくと、1湖の湖畔に出られます。ここからは湖に映る知床連山の雄大な景色を楽しめます。
知床五湖周辺図

