みどころ紹介
西海岸〜まっすぐ伸びる海岸線に魅せられる

天塩川から稚内へ伸びる長くまっすぐな海岸線は、ほかでは見られない美しい風景です。右手には、ミズナラやトドマツの砂丘林、左手には、遠くに利尻富士や礼文島が浮かぶ海を望みながら、エゾスカシユリ、エゾノシシウドやハマナスなど海岸線にはお花畑が続いています。稚内市の浜勇知、豊富町の稚咲内等には駐車場や休憩舎が整備されており、浜勇知では水生植物であるコウホネやその周辺のエゾミソハギなど湿地の草花を楽しむことができます。周囲に広がる牧草地に点在する乾燥ロールの中を、雄大にオジロワシが飛翔する光景は壮観です。
サロベツ湿原〜北海道の雄大な自然がそこにある

サロベツ原野の面積は、約20,000ヘクタール。東京の山の手線が南北にほぼ2つすっぽりと入ってしまいます。湿原内を自由に歩くことはできませんが、各所に作られた木道をたどれば、その一端を知ることができます。豊富町の上サロベツ原野、幌延町の下サロベツ原野等では湿原散策用の木道が設けられています。湿原に入る前にビジターセンターで湿原の成り立ちや生き物、直面する課題などの知識を得ると、湿原散策をよりいっそう楽しめることでしょう。湿原では、雪解けの次期から咲くガンコウランから9月下旬まで咲くナガボノシロワレモコウまで、ワタスゲ、ヒメシャクナゲ、エゾカンゾウ等と時期を変え、花を変え、様々な花が咲き競います。サロベツの広大な景色の中で生きづく小さな花々をお楽しみください。
サロベツの自然情報について、詳しくはこちらをご覧ください。
砂丘林と湖沼〜厳しい自然で生きる生き物たちのくらしを垣間見よう

内陸に向かって枝を伸ばす砂丘林内のミズナラは、強い季節風により湾曲したもので、当地の厳しい気象を伺い知ることができます。また、ペンケ・パンケ沼にはアカエリカイツブリやマガモなどが繁殖し、特に秋の渡りの時期には数千羽ものオオヒシクイが飛来する風景は絶品です。なかなか見ることのできないエゾクロテンなどの夜行性動物のサイン(足跡)を雪原や水辺で追いかけることもできます。動物たちの生活を探索してみてはいかがでしょうか。
利尻山〜登るもよし、眺めてもよし

富士山に似ているその山容から「利尻富士」とも呼ばれる標高1,721mの利尻山は、利尻礼文サロベツ国立公園のシンボル的存在です。登るのはもちろん、眺めても楽しめる美しい山です。
登る方へ〜遠くサハリンを望む絶景が広がります
利尻山には、鴛泊コースと沓形コースの2つの登山コースがあります。山頂からは山麓はもちろん、北海道本島、遠くはサハリンを望むことができ、絶景という言葉がぴったりです。7月中旬から8月上旬は、山頂付近のボタンキンバイの群生、可憐なリシリヒナゲシなど数多くの美しい高山植物を見ることができます。
利尻山は、登山道の一部に崩壊箇所や危険箇所があります。また、利尻山では携帯トイレの使用など環境保全のためのルールを呼びかけています。
登山を予定されている方は、下記のページで登山情報、危険情報、利尻ルール等をご確認ください。
眺める方へ〜様々な顔を持つ利尻富士
古くから海上交通の目印としても使われていた利尻山は、海上に突き出た独立峰。端正な三角錐のシルエットは、遠くから見ると、まるで島全体が山の頂点に向かって、海から突き出ているかのようです。島に入り、周囲約60キロの島を道道沿いに一周してみると、次々に現れては消えることを繰り返す利尻山は、その度に姿を変え、様々な表情を見せてくれます。優美に裾野を広げる利尻山、針峰を連ねる勇ましい姿の利尻山。山頂からの360度の展望も素晴らしいのですが、山麓から、360度の視点で、ひとつの山を眺めることができるのも利尻島ならではの魅力です。
また利尻山は、季節や時間ごとにその彩りを変えます。海が昆布漁で活気付く夏、緑をいっぱいに輝かせると、9月に入る頃には山頂付近や谷間から徐々に黄色く染まっていきます。晴れた冬の朝は、白銀の山全体が、朝焼けに染まります。月夜に照らされる利尻山も一目見たら忘れられない光景になるでしょう。
そこにあるだけで風景を引き締める山、利尻山。訪れるみなさんは、どんな利尻山を発見することができるのでしょうか。ぜひ、様々な角度、視点から利尻山を眺めてみてください。
礼文島〜丘の上で可憐な花々と出逢う

礼文島は、稚内の西方約60kmの日本海上に浮かぶ島です。最高峰礼文岳(標高490m)を中心に、丘陵性の地形が広がっており、西側は桃岩・地蔵岩・猫岩などの怪岩、奇岩が点在しています。300種類を越える高山植物が自生する花の島としても有名で、レブンアツモリソウ、レブンウスユキソウ、レブンソウなど固有種も数多くあり、特に香深地区にある桃岩付近一帯の植物はすばらしく、北海道の天然記念物に指定されています。
礼文島には通称“桃岩歩道”、“4時間コース”、“礼文岳登山道”などの散策コースがあります。季節の花々や特異な地形を眺めながら、さわやかな空気の中で散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。