自然保護の取組
自然再生
小笠原は、日本列島から南に約1,000km離れた太平洋上に位置し、大小30余の島々から構成され、島の誕生以来、一度も大陸と陸続きになったことのない海洋島です。そのため、生物は独自の進化を遂げた固有の種が多く、通常の構成種の一部を欠く特異な島嶼生態系を形成しており、国内のみならず世界的にみても希少かつ固有な自然環境を有しています。
しかし、小笠原諸島では発見から現在に至るまで、人間をはじめとする様々な動植物の導入・定着による生態系の攪乱が続いています。海洋島では、このような外来の生物に対して脆弱な生態系を持つことが特徴の一つでもあり、このことも相まって、様々な外来種による本来の小笠原の種や生態系への影響が顕著となっています。そのため、小笠原の固有種の中には既に絶滅が確認された種、あるいは絶滅の危機に瀕している種も多く、現在、外来種対策は小笠原諸島が抱える重要な課題の一つとされています。
こうした状況を受けて、環境省では、平成14年度に自然再生に向けた調査を開始し、平成18年度には「小笠原の自然環境の保全と再生に関する基本計画」を策定し、さらに平成20年度には関係機関連携のもと、同計画に基づく「生態系保全アクションプラン」を決定し、種間関係に配慮しながら戦略的に外来種の駆除を進めることとしています。
自然とのふれあい活動をサポート
エコツーリズム
豊かな自然と文化に触れ、体験する事を通じて、自然や文化の大切さを学ぶさまざまな取組みを実施しています。