釧路湿原国立公園内における小型無人機（ドローン等）の使用について

　近年、国立公園内においてドローンによる撮影等を行う方が増加していますが、誤操作による落下や機械音等により、他の公園利用者とのトラブルが起きたり、野生生物に影響が出たりするおそれがあります。

　釧路湿原国立公園を利用するみなさまが快適に過ごせるように、小型無人機（ドローン等）を使用する際には、以下の注意点についてご理解・ご協力をお願いいたします。

釧路湿原国立公園における小型無人機使用上の注意点

　利用者が集中する場所（展望台など）では、落下して他の利用者に衝突するなどの事故が発生するおそれや、場所の占領によりトラブルが生じる場合があります。また、上空から撮影されていることに不快感を覚える方もいますので、利用者の多いタイミングでの利用を避ける等、十分なご配慮をお願いいたします。

　ドローンによる野生生物への接近は、ストレスや刺激を与えることになり、その影響で野生生物の行動が変化してしまう可能性があるため控えてください。特に野鳥の場合には、繁殖期に近づくことで営巣放棄などにつながるおそれがあります。

　ドローンが、湿原内部など立入りが困難な区域に落下した場合、回収ができません。国立公園の貴重な自然環境に負荷を与えないよう、落下させないように十分に注意いただくとともに、回収可能な場所であることを確認した上で利用してください。

　トラブルを未然に防ぐために、利用する土地の所有者や施設の管理者を調べた上で事前に連絡し、注意事項等をご確認ください。なお、国立公園は土地の所有に関わらず指定しており、環境省が国立公園内の全ての土地の権限を有している訳ではありません。

　なお、以下に例示する行為を行った場合には関係法令の規定により、罰則が適用される場合や必要な措置を命じる場合があります。

　・ドローンの落下・衝突により故意に野生動植物に被害を与えた場合

　・落下したドローンを回収せずに放置した場合

【本件に関するお問い合わせ先】

釧路湿原自然保護官事務所（TEL 0154-56-2345）

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